2018.11.09 Friday 18:27
今飲んでる経口抗がん剤は、飲んでいる間、ビミョーに吐き気がつきまとって、不快感もあるのですが、幸いにも食欲は落ちていません。
5月に入院した時は、体重が減ってしまったけど、最近また体重が増加しはじめました。
今は「ちょうどいい体重」なんだけど、これ以上増えるようならダイエットしなきゃいけないかも。

それにしても、抗がん剤飲んでて、日常的に吐き気とはお友達なのに、食欲は落ちないなんて……生来の食い意地は、癌になろうと消えないみたいですね。
といっても、味覚は変わるみたいで、最近は甘いものよりもしょっぱいものの方を好んで食べるようになりました。

というわけで、食べ物の話が続きます。
つい先日、俄かに「がじゃいもコンベー」が食べたくなったので、晩ご飯のときに作ったのです。

「がじゃいもコンベー」とは、大学の学食にあったメニュー。
おぼろげな記憶では、茹でたジャガイモとベーコンと玉ねぎをバターで炒めたものだったと思う。
だいぶ昔に、どこかのお店で似たような料理を見かけたんだけど、そのときは「ジャーマンポテト」と名乗っていました。

まあどちらでもいいのですが、「がじゃいもコンベー」という呼び名が可愛いので、私はこう呼びます。

今回作ったのは、学食メニューよりもちょっと豪華版。
薄切りのニンニクをオリーブ油で炒めて、ベーコンとスライスした玉ねぎとパセリのみじん切りも炒めて、茹でたジャガイモを混ぜて、最後にピザ用チーズをのせる。味付けは塩と黒胡椒で。

ジャガイモ3個につき、ニンニク2〜3片、玉ねぎ2分の1、ベーコンは適当、パセリのみじん切りは入れすぎると不味くなるけど、しっかり炒めればパセリのクセも抜けて食べやすくなります。
緑黄色野菜摂取のため、そして買ったパセリを残して無駄にしないために、私はパセリ1袋全部みじん切りにして炒めました。
最後にとろけるチーズをたっぷりと。
とっても美味しかったです。

でもこれ、せっせと作っても、夕食のメインにはならないあたり、残念な感じですね。
副菜にしてはボリュームがあるわりに、野菜摂取量は少なめだし(だから、せめてパセリを多めに入れるのです)。

幸いにも、今飲んでいる抗がん剤は効果があるみたいなので、また作れるかな。
これまで一年数ヶ月、治療しても効かない薬ばかりで、コロコロ薬を変えてきましたが、ここに来てやっと、肝転移の縮小という効果のある薬と出会えました。
効果があるのなら、ピーチ味のまづい抗がん剤も、がんばって飲み続けようと思いました。
おしまい。






| ●月ノヒカリ● | B級グルメ | comments(3) | trackbacks(0) |
2018.10.07 Sunday 20:58
またもや更新が滞ってしまいましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

私は、風邪をひいていました。治るのに3週間かかりました。
最初の1週間は、抗がん剤と風邪薬を一緒に飲んでたんです。
でも、熱が下がらなくて、病院に電話したら「今から受診して」と言われ、受診。血液検査と胸部レントゲン検査をしましたが、さいわい肺炎とかではなく、単なる風邪でした。
しばらく抗がん剤は休薬して、風邪薬をもらって、風邪を治すのに専念することに。それから2週間、風邪を引きずってました。
私に9月は(ほぼ)存在しないも同然でした。

ところで、前回書いたカレーの話にコメントくださった方々、ありがとうございました。
さすがカレーといいますか、豚肉派や鶏肉派、「お酢を入れて煮る」とか「プレーンヨーグルトにすりニンニクと塩を混ぜたやつをトッピングすると結構いける」などなど、いろんな流派(?)があるんですね。たいへん勉強になりました。いずれ試してみたいと思ってます。


さて本題。
今回は、悲しい話をします。
といっても、主に私にとってのみ悲しい話なので、ハンカチやティッシュは用意しなくても大丈夫です。

夏の果物では、何が好きですか?
家では、スイカは毎日のように食べてたんですけど、桃はたまにしか食べられない贅沢品です。でも、私は大好きだったんです。桃が。
それなのに、今年の夏は、桃が美味しくなかったんです……。

それもこれも、抗がん剤のせいです。
今飲んでいる経口抗がん剤は、水がなくても飲める(口中で溶ける)タイプの薬(OD錠というやつです)なんですが、この薬が「ピーチ味」なんです。これがまずいのなんのって。
毎回うえぇぇえええっとなりながら、飲んでます。

いや、本当にそんなにまずいかというと、そうでもないかもしれないのですが。
これが駄菓子なら、「まあ食べられる」部類なのかもしれないのですが。

でもこれ、抗がん剤ですからね。飲んだら下痢したり吐き気がしたりする薬だと思うと、余計にまずく感じられるのかもしれません。

で、桃ですよ。
真夏のめちゃくちゃ暑かったとある日、近所のスーパーで一番高い桃を買ったんです。
いつもなら、ケチって安い方の桃を選ぶんですが……私の場合、来年の夏に桃が食べられるかどうか、わからないですからね。奮発して、一番高い桃を買ったんです。

とっても大きくてジューシーな桃、のはずだったんですが……桃を口に入れると、あのピーチ味の抗がん剤を思い出して、「ウエッ」となってしまったんです。
桃、好きだったのに……同じ桃を食べた家族は「すごく美味しかった」と言っていたので、本当に美味しい桃のはずだったのに……自分の口に入れると、吐き気がこみ上げてくるんです。

それもこれも、服用中の経口抗がん剤のせいです。ぷんすか!

ちなみにこの抗がん剤、カプセル錠もあると薬の説明書に書いてあったので、主治医に
「カプセルの方がいいです〜」
とお願いしたのですが、
「うちの病院ではこのタイプ(OD錠)しか扱ってません」
と言われ。

行きつけの調剤薬局に聞いてみたら、
「在庫がありません」
と言われ。
あえなく敗退。

もう本当に、抗がん剤に「ピーチ味」とかやめてほしい(涙目)。
じゃあ何味ならいいのか? と言われると、困るのですが。
「焼肉味」とかだったら、焼肉が嫌いになるのかなあ。

そんなこんなで、「好物がひとつ減ってしまった」という、悲しいお話でした。
おしまい。






| ●月ノヒカリ● | 病気 | comments(4) | trackbacks(0) |
2018.08.02 Thursday 17:30
今飲んでる抗がん剤は、効いてるのかどうかはまだわからないけど、その前にやってた点滴の抗がん剤よりは副作用が楽です。熱もほぼ平熱になり、たまには外出もできるようになりました。

それにしても、あの点滴の抗がん剤は、何だったんだろう……。
微熱が続いて常にだるかった上、肝数値も悪化して、本当に「やって損した」って感じでした。
もちろん同じ薬で、すごく奏功した人もいるんだし、副作用だって「そんなにつらくない」と言ってる人もいたので、一概には言えないけど。

自分が再発がんの治療していて、改めて思うのは、「抗がん剤をやらない」という選択もありだよなーということです。
こんな博打みたいな治療なら、「抗がん剤をしないほうが長生きできる(あるいはQOLが良い)のではないか?」という可能性に賭けるというのも、悪くはないと思う。
もっとも、おそらく医師の側は、抗がん剤治療を強く勧めるだろうから、それを断って自分の選択を貫くには、強い意志が必要じゃないかとも思うけど。


さて、本題。
今飲んでる薬のせいでたまに吐き気に襲われるものの、さいわい食欲は落ちていないので、食べ物の話をします。
みんな大好きなカレーの話。

私は、外食でカレーを食べることって、ほとんどないです。
お洒落カフェなんかで「こだわりのカレー」を出している店はちょくちょく見かけるし、食べてみればまあ美味しいんだけど。
でも、これも多くの人が言うように、やっぱり「カレーは家で作るのがいちばん美味しい」と思ってるんだよね。

といっても私が家で作ってるのは、ごく普通のカレーです。「ルーからカレーを作る」という本格派も世の中にはいますが、私はそこまではしないです。が、多少のこだわりはあります。

夏には必ず「夏野菜のカレー」を作るんです。これは夏にしか作れないからね。
オクラとゴーヤを入れるんです。ナスを入れるのもいいけど、イマイチだったのはズッキーニ。
かぼちゃもいいけど、カレーが甘くなるのが嫌なので、最近は入れてません。

野菜を入れるときも、本格派の料理人なら「前もって炒めてからカレーに投入する」のだろうけど、私は面倒なので、そこまでしません。
切った野菜に火の通る時間を見計らって、カレーの鍋に放り込んで一緒に煮るだけです。余計な油を使わない分、カロリーも少なそうだし。

あとは、ニンニクと玉ねぎとニンジンとお肉と、しめじも必ず入れます。
玉ねぎも、昔は、飴色になるまで頑張って炒め続けたこともあったけど、今はそこまではしません。鍋にオリーブ油を入れて、刻んだニンニクと玉ねぎを軽く炒めてから蓋をして、たまにかき混ぜるだけ。その間にニンジンとか他の野菜を切ったりしています。

カレーに入れるお肉は、今は牛薄切り肉の一択。近所のスーパーで安売りの日を狙って買います。
牛薄切り肉は、多くのレシピでは最初に炒めることになってるけど、私は一番最後に入れます。 出来上がる5分くらい前かな? 牛肉を一枚ずつ、ひらひらとカレーに投入する。そうすると、少ない肉でもボリュームが多めに感じるんです。これは、小林カツ代さんのレシピで知りました。

カレー粉は、以前も書いたような気がするけど、コスモ直火焼カレールーの中辛を使ってます。

あと、「カレーにスパイスを足すか?」問題ですが。
以前は、煮込むときにインスタントコーヒーを入れるとか、ダークチョコを入れてみたりとか、すりおろしりんごを入れるとか、いろいろ試したことはあるんですよ。
でも、日本のカレールーはそのままで完成された味ってことで、最近はあまり余計なものは入れなくなりました。
煮込むときにローリエを入れて、仕上げにヨーグルトとガラムマサラを少々入れるくらいかな。

そして食べる前に、サイコロ状に切ったトマトをトッピング。
そんなこんなで出来た夏野菜カレー、今年も美味しくいただきました。
残りは冷凍してあるので、もう一回は食べられる予定。

皆さんも、「カレーにはこれを入れる!」というこだわりがあれば、教えてくださいね〜。






| ●月ノヒカリ● | B級グルメ | comments(4) | trackbacks(0) |
2018.07.13 Friday 17:11
4月末から始めた点滴の抗がん剤ですが、結局のところ効果はなく、癌の肝転移がさらに悪化したので、2サイクルで終了となりました。
高熱出して入院までしたのに……髪だって、一旦脱毛しちゃったら、「ベリーショート」くらいに回復するのに一年はかかるのに……。
まあでも、現在の癌の治療では、こういうこともあるってことで、仕方ないです。

薬は変わって、今は経口抗がん剤を服用しています。
さっそく下痢だの吐き気だのの症状に悩まされましたが、通院回数が減って、長時間の点滴から解放されたのはよかったかも。
でもって今度こそ、薬の効果がありますように。
効果のない薬の副作用に耐えるのって、なかなかにキツイものがありますですよ。

歯については、以前治療したところを再び治療し直すことになりました。
その治療に2、3ヶ月はかかるみたいで、「途中でやめるのは一番良くない」と言われていて。
なんとか3ヶ月後まで、歯科に通えるくらい元気に過ごしたいものです。


さて今回は、ちょっとブレークタイム。歯で思い出した話を。

前々から、歯磨きのときに使う、うがい用コップが欲しいと思ってたんですよ。
今使っているのは、かれこれ17、8年前から使っていて、そろそろ買い換えようかと思ったんですよ。
そんで、ドラッグストアとかスーパーへ行くたびに探していたのですが——どこにも売ってない。

大きめのスーパーの歯磨き用品コーナーにも、大きめのドラッグストアの歯磨き用品コーナーにも置いてない。店員さんに聞いても「ありません」と言われる。

えー、皆、歯磨きした後、口をすすぐよね?
まさか陶器のカップでうがいしてるわけじゃないよね?
とまあ、不思議で仕方なかったんですが。

あるとき、ふと家族が言ったんです。
「ダ◯ソーで売ってるんじゃない?」

さっそく近所の百円ショップで探してみたら——
ありましたよ。
色とりどり、様々な模様入りのうがい用コップがずらりと。
こんなところにあったのか! これは盲点でした。

正確に言えば、病院内の売店で、うがい用コップを見かけたんです。でも、白一色で何の模様もそっけもないコップで。もうちょっと可愛いのが欲しいなーと思っていて。

百円ショップには、様々な色や形のうがい用コップが並んでました。この品揃えは、おそらく百円ショップでしかあり得ないのでしょう。

しかし、このモノが溢れるようにある今の時代に、「百円ショップでしか手に入らないもの」が存在するとは……。
宇宙人もビックリですね。

無事、新しいうがい用コップを手に入れることができたのですが——実はまだ、それは仕舞ってあります。
だって今使ってるコップ、まだ使えるし。
プラスチック製のコップなんて、そうそう壊れるものではないから、使おうと思えば永遠に使えそうだし。

こうやって家にモノが増えていくんですね。
私は、ミニマリストにはなれそうにないです。






| ●月ノヒカリ● | 日記・雑感 | comments(8) | trackbacks(0) |
2018.06.23 Saturday 20:35
前回の更新から、また間があいてしまいました。
抗がん剤治療、なかなかにハードです。
まだ親知らずの件が解決していないというのに……というか、抗がん剤&骨転移の治療中に歯の治療をするのは難しいらしくて、どうしかものかと思案中です。

毎週のように病院通いが続くのはまあ仕方ないとして。
先日なんか、8時半〜17時過ぎまでずっと病院にいたという——昼食も抜きで。
血液検査→診察→抗がん剤治療→歯科受診で、丸一日かかったんです。最後の方はもう、意識が朦朧としていたような。
でも、入院するよりは、通院の方がまだマシかなあ。

前回のエントリにも書いたんだけど、退院したあと、かかりつけの精神科を受診したんですね。
で、精神科の主治医に、「こういう抗がん剤治療をやっていて、薬が効いている限り治療はエンドレス。でも、薬が効くかどうかはわからない」という話をしたら、すごくビックリされて。
そして、
「退院してすぐ抗がん剤の予定を入れられたけど、お願いして一週間延ばしてもらった」
と話したら、その精神科の主治医は、
「最近の医者って、そんなに患者の全身の状態を見てくれないの!?」
と呆れたように言ったのでした。

その言葉を聞いて、ちょっとドキッとしたというか、実は私自身も似たようなことを思っていたので、「う〜ん、精神科医から見ても、外科医の判断って、そんなふうに見えるんだな」と。

今の私は、ほぼ「治療のために生きている」ような状態で、ずっと微熱が続いていて、「自分の楽しみのために外出する」ことは本当にできなくなっていて。
でも、家で本を読んだり、好きな音楽を聴いたり、家事や身の回りのことはそこそこできるし、お風呂にも入れるから、入院するよりはマシだと思うけれども。

正直に言えば、「ちょっと抗がん剤治療を休みたい」という気持ちでいっぱいです。
でも、外科の主治医は、「余程のことがなければ抗がん剤は続行する」という立場で、なんだか怖くなりました。
もうね、「抗がん剤で殺されるんじゃないの?」という感じで。

もちろん、癌が転移した肝臓の状態がよくないから、外科の主治医としては抗がん剤治療を強く勧めるのだろう、というのは理解しているつもりなんだけれども。
そして、外科医は「画像診断や血液検査の数値を見て判断している」のだけど、精神科医はそうではなく、患者との会話の中で判断している。そこに差が出てくるのかな、とも思う。

私個人としては、当然「全身の健康状態ができるだけ良い状態で過ごしたい」わけで。
癌の進行は抑えられても、「寝たきりで食事もままならない状態」になるなら、抗がん剤治療の意味って何なの?などと考えてしまいます。

これで、抗がん剤が効いているならまだ良いんだけど、腫瘍マーカーは迷走中で、効果もよくわからない。

今後、遺伝子レベルの分析が進めば、「効く抗がん剤と効かない抗がん剤が、あらかじめわかるようになる」はずで——今の私のように、「抗がん剤が効くか効かないかは、実際に試してみないとわからない」なんてことは、将来的には無くなるのでしょうけど。
そういう時代が早く来てほしいですね。

悩みは尽きないですけど、今回はこの辺で。






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