2016.12.19 Monday 21:58
この世界には、二種類の人間がいる。
飲み会が好きな人間と、そうでない人間だ。

私は飲み会が苦手だ、ということは、このブログにも幾度か書いてきた。
でも世の中には、存在するんですね。飲み会大好きな人種が。
知り合いの知り合いが、「今の時期は、週に2回忘年会がある」と言ってたという話を小耳に挟み、驚愕しました。週2回って……そんなに飲み会に行きたいか? 私だったら、飲み会なんて年1回、どころか4年に1回であっても、参加したくないとゆーのに。

なんで私は、こんなに飲み会が嫌いなんだろう?
と考えてみるに、まず第一に思い浮かぶ理由は、「お酒が飲めないから」というものだ。これは大きい。
いや、学生時代から思ってたんだけど、飲み会って結構お金かかるよね。自分はウーロン茶かジュースしか飲まないのに、なんでこんなに高くつくのか? お酒をガブガブ飲んでる人の分まで払わされてるんじゃないか? 理不尽である。
お酒が飲めないって、ものすごく損してるんじゃないか。

・・・と、そう思う一方で、お酒が飲めないことのメリットもあるんじゃないか、と考えたりもする。
私のこれまでの境遇を思い返すと、アルコール依存症になっていても不思議ではないくらい、ヘビーな挫折体験の連続だったと思う。
でも幸い、私はアルコール依存症になることはなかった。アルコールに弱い体質の上、たいしてお酒が好きでもなかったので(甘酒以外)。
その代わり、チョコレート依存症やアイスクリーム依存症になってる気もするけど、これについては、医学的にも社会的にも、さして問題にされないらしい。

でもさ、疑問なんだけど。みんな本当に、お酒おいしいと思って飲んでるの?
私よりはお酒が飲めるウチの母ですら、「赤ワインとウェルチのグレープジュースと、どっちがおいしいと思う?」と尋ねたら、母は「ウェルチのグレープジュース」と即答したんですけど。
カルーアミルクとかさ、普通にコーヒー牛乳飲んでる方がいいんじゃない?

もう一度問いたい。
みんな、本当にお酒をおいしいと思って飲んでるの?


で、お酒が飲めないこともそうだけど、一般的にはマイナスの属性であっても、別の局面でプラスに働くことも、人生にはあるように思う。
これも何度も書いてることだけど、私は持病のアトピーのせいで、苦労することが多々あった。
でも一方で、アトピーのおかげで救われている面もあるんじゃないか、と考えることもある。とりわけ、ひきこもり状態だったときは。
仄聞するところによると、ひきこもってる人って、一週間お風呂に入らないとか、何ヶ月も部屋を掃除しないとか、あるらしいじゃないですか。
それ、アトピー持ちには考えられないです。
お風呂は毎日、部屋の掃除も週に一度は必ずする。アトピーを悪化させないために、これは必須条件だから。

でも、もし私がアトピーという病気を抱えていなかったら――部屋の掃除をサボって家をゴミ屋敷にする、なんてこともやりかねなかった、かも。掃除後3日にして雑然と散らかった我が部屋を眺めつつ、そう思う。


閑話休題。

私は飲み会より、お茶会の方が好きだ。
お酒よりもお茶(とケーキ)の方が美味しいし、飲み会より安上がりだし、酔っ払いもいないし。いい事づくめじゃないですか。

「お酒が飲めないけど、飲み会は好き」という人って、存在するのだろうか?
一人だけ、思い当たる人がいる。その人は、飲み会トークが得意で、いつも場の中心を仕切るタイプだった。そういう人なら、お酒抜きでも、飲み会を楽しめるのかもしれない。

逆に、「お酒は好きだけど、飲み会は嫌い」という人は――普通に存在するんじゃないかなあ。
私はもしお酒好きでも、おそらく飲み会は苦手だったと思う。

つまり私が、飲み会を避けてお家でゴロゴロ、というのは、好きでやってることなんだよな。

念のため一応断っておくと、若いうちは、嫌でもなんでも、飲み会くらい経験しておくべきじゃないかと、私は考えている。
私は過去、修行僧の気分で、何度も飲み会なるものに参加して、結果としてそれは苦行でしかなかったので、「自分には飲み会は向いてない」と悟ったわけで。
本当にしょーもない苦行ではありましたが、しかし「飲み会はつまらない」という結果がわかっただけで、良しとせねばなるまい。


でもね、そうは言いつつ、実は、心のどこかで、想像することもあるんですよ。
この広い世界のどこかに、お酒が飲めなくても楽しめる飲み会が、秘密結社の儀式のようにひっそりと行われているなんてことも、あるんじゃないかって。
野望を内に秘めた大人たちがひそかに集って、ウーロン茶やオレンジジュースで乾杯しながら、世界征服または人類ダメ化計画実現に向けてマターリ密談を重ねる飲み会。
そんな夢のような飲み会があるなら、私もぜひ参加したい。
心当たりがある人は、私にこっそり教えてください。

それとも、自分で開催しようかな。人類ダメ化計画推進を掲げるダメダメ星人のための飲み会。
飲み物は珈琲か紅茶かジュースで。あとケーキとかケーキとかケーキとか。
それはもはや飲み会ですらない気もするけど、細かいことを気にしてはいけません。
今年のクリスマスイヴの夜には、ダメダメ星人のためのダメダメ飲み会が実現するよう、サンタさんにお願いすることにします。

それでは皆様、お酒を飲んでも飲まなくても、どうか楽しいクリスマスを!






| ●月ノヒカリ● | 非コミュ | comments(4) | trackbacks(0) |
2016.01.19 Tuesday 22:10
皆さんから寄せられた「当事者研究」のエントリを書く予定でしたが、その前にちょっと一休みして、ティーブレイクを。

当ブログでもっとも支持されているのは、おそらく「非コミュ」カテゴリの記事でしょう。統計をとったわけではないのですが、いただいたコメントに「コミュ障」とか「非コミュ」と書かれている率が非常に高いものですから。

というわけで今回は、そんなコミュ障の皆さんに、重度非コミュのブログ主が、いつも「お守り」のように心に刻んでいる詩をご紹介しようと思います。
コミュ障の方も、そうでない方も、一度読んでみてください。
| ●月ノヒカリ● | 非コミュ | comments(4) | trackbacks(0) |
2015.03.12 Thursday 22:36
前回のエントリで、「普通の人が当たり前にできることでも、自分にはできないということを、どう伝えればいいのか?」と悩みを書いたところ、幾人かの方から、ご自身の体験談やアドバイスをいただけました。皆様ありがとうございます〜。ううっ。
こんなアクセス数の少ない、辺境の過疎地にあるブログですが、本っ当に読者さんには恵まれてるな、としみじみ思いました。

で、いろいろなご意見や体験談を読ませていただいて、改めて感じたのは、「どんなケースにも当てはまる最適解」というのは存在しないのだろうな、ということです。

「自分の病気についてどこまで伝えるのか?」については、仕事上の人間関係なのか、あるいは趣味の集まりなのかでも、答えは違うでしょうね(今回私が始めたいのは、趣味のサークル活動的なものですが)。

あとやっぱり、人に話しやすい病気(あるいは障碍)と、話しにくい病気がありますね。
それは、他の人の理解を得やすい病気(障碍)と、理解を得にくい病気の違いでもあるのかなあと。

私にとっては、自分の持病の中では、乳がんと統合失調症は「他人に話しにくい病気」です。
乳がんの患者さんから聞いた話ですが、知人に乳がんであると告げた結果、相手に「重い病気」と受け取られるとしんどいし、逆に「手術すれば治っちゃう病気なんでしょ?」と言われるのも、実際はそうでもないからモヤッとするという、なんとも微妙な心境になるようです(今回、拍手コメントで同じような体験を教えてくださった方がいらっしゃいました)。
病名を告げたとき、「相手の反応」がどういうものでもきちんと受け止める自信があるなら、病名をオープンにしてもいいかもしれませんが……私には、そんな自信はないです。

なので、病名は言わずに「虚弱体質」とか「持病がある」と伝えた上で、「無理はできないのでよろしくお願いします」と話せば、何とかなるのではないでしょうか……何とかなると思いたいです。

病名について突っ込まれたら、適当に「お茶を濁す」ということで。
いや、この「お茶を濁す」って、簡単そうでいて、コミュ障には結構ハードル高いのですよね……。

あと、「嘘をつく」のも、私には難しいです。いや、「さらっと嘘をついてその場をやり過ごす」なんてこと、ごく普通にやってる人、いっぱいいますよね。でも私には難しい。この非コミュカテゴリの過去エントリでもテーマにしたことがありますが。
う〜ん本当に、こんな初歩的なところで躓いちゃうコミュ障が行動するのって、なかなかに大変です。

でも今回、コメントや拍手コメント、Twitterで反応をいただいて、改めて「普通の人に当たり前にできることでも、自分にはできない」と悩んでいる「一見普通に見える人」って結構いるのだな、と実感させられました。
一見して普通っぽく見えても、下手したら「元気そうに」見えていても、水面下で様々な悩みを抱えている人が、自分以外にもいるとわかって、ちょっぴり心強い気持ちにもなったり。

えっと、こういう悩みに縁のない方がもしここを読んでいらっしゃるなら、「普通の人にできることが、自分にはできない」と見えないところで苦しんでる人がいること、ちょっとだけ心に留めておいてもらえると嬉しいです。

そんでもって、もしどこかで、「私、虚弱体質で……無理できないんです……」などとたどたどしく話すコミュ障に出会うことがあったら、「人にはいろいろ事情があるんだな」と、生温かい目で見守っていただけると有り難いです……。

改めて、今回、体験談やアドバイスをくださった皆様、本当にありがとうございました!!
すべての人が、みっともなくても不器用でも、自分なりのペースで生きていけますように♪

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※前エントリへのコメントは、今後もご自由にお寄せください♪




| ●月ノヒカリ● | 非コミュ | comments(14) | trackbacks(0) |
2015.03.07 Saturday 23:22
えっと、いま悩んでいることです。タイトルの通りです。

ウォーキングや筋トレを日課にしたところで、人並み以下の体力気力しか持てない、どこまで行っても赤点人生なブログ主なわけです。
そんな私でも、「今はわりと体調がいいな」って時もあって。そんなときは、新しいことを始めようか、という気持ちにもなるのです。

ただね、これまで何度も、なにかしら行動してみて、力尽きて潰れた経験があるので、さすがに慎重になっちゃうんだよね。
どうも自分は、「我慢しちゃいけないところで、我慢し過ぎてしまう」傾向があって、それが心身の病気につながったんじゃないかと思うのですよ(これは確固たる根拠のある話ではないですが)。

だから私は、新たなことを始めるときには、精神科医・中井久夫先生の著書に書かれている「仕事のみならず、一般に生活再開に当っての助言」を読み返すことにしています。

中井先生の一連のアドバイスは、複数の本に登場するのですが、ここでは『最終講義』から一部引用します。
 同時に新しいことを二つ始めない。それは、ヤマ場が重なったら、一つずつなら越せるものでも越せないということがあるからだ。
“One time one thing”(小田実のモットー)

     (中井久夫『最終講義』P.140)

これはもう本当に気をつけなきゃいけないと、肝に銘じていることです。
病気持ちが、「体調のいい時」を基準に予定を組んじゃうのは危険なんです。体調って波があるから。いずれ悪くなる時が来ることを見越して、予定を組んでおかないとマズいわけです。
体調が悪化したとき、「すべての予定をキャンセルして、家で寝込むしかない」くらいに追い詰められるのは、最悪のパターンです。そういうのを何度か経験してきたので、今は「調子のいい時こそ、ブレーキをかける」ことを心がけてます。

いや、自分では、そう心がけてるんですけどね。
問題は、こういうことは、健常者の人になかなか理解されないってことです。
自分では、「それは無理です」ってはっきり言っても、「そんなの当然できるでしょ」って言い返されるんです。本当に。もう涙目ですよ。

これまでも何度かブログに書いてきたことだけど、私にとって、「外出して、人と会うこと」って、ものすんごく気力体力を使う、ハードなイベントなんです。普通の人の何倍も疲れるんです。翌日は使いものにならないくらいです。
――ということをですね、コミュ障でも病気持ちでもない人に、どう言えば理解されるのか……。
自分の病歴は、よほど親しい人以外には、カミングアウトしたくはないですし。特に統合失調症については、偏見が怖いので、今もなかなか言えません。

そんでもって、「同じような病気持ちの人なら、体調が悪い時もあると理解してくれる」わけでもないのが、厄介なところです。
「同じ立場ならわかり合える」というのは、幻想だと思ってます。せいぜい「わかり合える可能性が、ちょっとだけ高くなる」という程度じゃないかと。

むしろ同じ病気を経験してると、どうしても「自分」を基準に考えてしまうので、かえって自分とは違う悩みを抱えているかもしれない他の人への想像力を失うリスクがあるように思います。これは私自身、気をつけてることですが。
というのも、かつて乳がんの患者さんに、「私は手術が終わったら、すぐ元通りの生活に戻れた。あなたもそうできて当然なのに、なぜできないの?」的なことを言われて、ものすごく落ち込んだことがあったので。
「乳がん」っていうと皆同じ一つの病気のように思ってしまうし、実際に病院ではパターン化された治療を受けることになるんだけど……でも、病気との付き合い方、回復にかかる時間や道筋は、本当にひとりひとり違ってるわけで。
「自分に当てはまることが、他の人にも当てはまるとは限らない」ということ、とりわけ同病の患者さんと話すときには、胸に刻んでおきたいものです。

というわけで、病気になってから「普通の人には当たり前にできることが、自分にはできない」と悩んでいる方々には、中井久夫先生のこちらのアドバイスを贈りたい。
 治療という大仕事を別に続けながらであるから、他の人並みの仕事をしていることは、その人よりも多くの仕事をやっていることになる。無理がかかってもふしぎでない。無理に人並みを心がける必要はない(こう考えるとかえって能率が上がるようである)。

     (中井久夫『最終講義』P.142)

病気を抱えてる人は、「人並みにできない」のは当然であって、それを気に病む必要はないんだってこと。今では私もそう思えるようになったけど……そこに至るまでは、本当にものすごく悩んだし、人と同じようにできない自分を責めまくってたものです。
もし同じように悩んでる人がいたら、この中井先生の言葉を心に留めておいてほしいな。

あと、こんなアドバイスも。
 楽しいことも、それなりに疲れるものだ。成功した旅行でも、友人との談論でも。
     (中井久夫『最終講義』P.141)

これを読んだとき、「あ、やっぱりそうなんだ」って、ちょっと安心しちゃいました。
私はいつも、楽しいはず時間であっても、どこか鉛を呑み込んだような胸苦しさを感じていることが多い。 それは自分の、コミュニケーション能力に対する自信のなさに原因があるのかもしれないけど。 「自分が世界に受け入れられていない」という感覚が、常に付きまとっているというか。

ただ、ここに書いたようなことを、そのまま他人に話すわけにはいかないし、言っても理解されないとは思うんですね。
でも、「他の人のペースに合わせて無理をすることはできない」ということは、どうにかして伝えなきゃいけないわけで。じゃなきゃ自分が潰れるのだから、死活問題です。大袈裟でなく。

でもまあ、病気持ちだとか、コミュ障じゃなくても、「人間関係」って誰にとっても悩みが尽きない、永遠のテーマだろうとは思います。
それにしても、なぜか私は、人と関わろうとするとき、他の人よりたくさんのことを悩まなきゃいけないみたいで。このままでは行動する前に疲れ果てて、燃え尽きてしまいそうです……。

えっとまとめると。
初対面に近い人間関係に入っていくときに、自分の病気についてどこまで伝えるのか?
「自分は普通の人のペースに合わせることはできない」ということを、どう伝えれば理解されるのか?

・・・ということをですね、同じような経験のある人、あるいはいいアイデアをお持ちの人に、アドバイスいただけると嬉しいです。

なんかまとまりがないですが、悩んでる真っ最中ってそういうものだよねってことで。 ひとつよろしくお願いします。

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| ●月ノヒカリ● | 非コミュ | comments(10) | trackbacks(0) |
2015.02.13 Friday 22:56
ネット上で様々な人と言葉のやり取りをして、気づいたことがある。
言葉には温度があるということだ。

あたたかい言葉を持つ人がいる。
一見やさしそうでいて、言葉の温度は低い人もいる。
冷たい言葉の奥から、あたたかさが滲み出る人もいる。

詐欺師の言葉には、間違いなく温度があった。
哲学者の言葉は、常に冷たかった。

言葉の温度と「正しさ」は反比例するのだろうか?
ますますわからなくなった。


   *   *   *   *   *


これもネット上だけの印象だけど、コミュ障を自称する人ほど「感じのいい」人が多いように思う。不思議な現象だ。
もしかしたら、コミュニケーションにおいて「自信のなさ」というのは、むしろ大事な要素なのかもしれない。
コミュニケーションに自信がないからこそ、よくよく相手を見て言葉を選んだり、相手の反応を意識したり、そのたびごとに軌道修正したり、そういう努力を積み重ねていくことになるのだから。

もちろん自信がなさ過ぎると、自己卑下を繰り返したり、過剰に自己防衛的になったりして、それはそれでウザくなりそうなので、ある程度の自信は必要不可欠なのだろうけど。


言葉のやり取りで伝わるのは、言葉そのものだけではないみたいだ。







| ●月ノヒカリ● | 非コミュ | comments(2) | trackbacks(0) |
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