2010.10.26 Tuesday 23:16
つい先日、地味〜にアクセス数が増えた日があって、アクセス解析見てみたら、どうもまた2ちゃんねるにリンクを貼られたらしい。『クォンタム・ファミリーズ』の感想に。
でも、どこのスレに貼られたのか、検索してもわからなかった。

このブログ主は、2chにリンクを貼られると飛び上がって喜ぶイタイ人なので、貼った人は報告してもらえるとたいへん嬉しゅうございます。
あと、これまで何度も書いてることだけど、このブログ主はリアルに友達のいない、PCが唯一の友達という、2ちゃんねらも真っ青の孤独なヒキコモリなので、コメントもらえると泣いて喜ぶんだよ!
2ちゃんねる経由で来た人は、きっとこんなとこ読んでないでしょうが……もし読んでる人がいたら是非、拍手コメント等で存在をアピールしてください。どういう読まれ方をしてるのか、すごく気になるのよ。自意識過剰のヒキコモリとしては。

さて、今回のお題は、「色」に関するちょっと不思議なお話。

先日いつものように、スーダラ節を歌いながらダラダラTwitter見てたら、ちょっと興味をそそられるサイトに出くわした。
もともとは、歌人の枡野浩一さんが「自分は色弱で、モスグリーンが焦げ茶色に見える」というツイートをしていて、そのツイートをたどってたら、「色覚障がい者に配慮したWebサイトの作り方」というサイトがあることを知ったのだ。

このブログはまったく色覚障碍者に配慮していなかったのだけど、ここで紹介されている「Colorblind Web Page Filter」というサイトでは、自分のサイトが色覚障碍の人にどのように見えているかをチェックすることができるらしい。
というわけで、早速このブログのアドレスを入力して、チェックしてみました(日本語は文字化けしちゃうけど、色のチェックはできます。自分のサイト持ってる人は、ぜひ一度試してみて)。
結果に驚いた。
このブログのベースカラーは緑なんだけど、確かに全体に茶色っぽく見える。セピア色の森。そうかあ、枡野浩一さんにはこんなふうに見えるんだね。

それにしてもネットってすごいよね。
色覚障碍を持つ人に世界がどんなふうに見えるのかということ、リアルに想像するのは難しいけど、クリック一つで体験できてしまうというのは、なかなかにすごい技術だ。

それでもまだ、不思議な感覚は残る。
私の色覚は正常で、あなたの色覚も正常だとして、あなたと私が見ている「緑色」は、果たして同じ色なのか?

私は、緑といえば樹や森をイメージして穏やかな気持ちになったり、青といえば空や海を思い浮かべて空間が広がるように感じたり、赤といえば「情熱」や「危険」をイメージして心がざわついたりする。その感覚はある程度、他者と共有できるものではないかと思う。
でも、あなたと私は、「赤」という言葉で、本当に同じ色を思い浮かべているのだろうか?

ということを思いついたのは、先月あたりに読んでいた、精神科医・中井久夫のエッセイ集『アリアドネからの糸』に、「色」についてのちょっと奇妙な話が載っていたからだ。その部分を少し引用してみる。
 いっぽう、私は小学生のある日、形はコミュニケートできるけれども色はコミュニケートできないことに気づいた。つまり、相手が「赤」というものは何であれ私の「赤」と同じと思うよりしかたないのであった。さらに私の左眼と右眼とでは感じる色が少し違い、幼い時から右眼を使ったほうが赤っぽく見えることに気づいているけれども、どちらの色が「ほんとう」ともいえないということもわかった。
   (中井久夫 『アリアドネからの糸』 P.366)
右眼と左眼で見え方が異なる人なんているのか、というのはちょっと驚きでした。

それでふと思い出したのは、「色はコミュニケートできない」という問題、私も中学生の頃に、友人の一人とそういう話をしたことがあったってこと。
あなたが見ている「赤」と私が見ている「赤」は、同じ色ではないかもしれないという問題―――これは、解決不能な気がする。もし霊になって誰かに乗り移って、その乗り移った相手の目を通して世界を見ることが可能なら、わかることかもしれないけど。

これは「自己」と「他者」、「主観」と「客観」という、純粋に哲学的な問いだと思うんですが……。
たぶんこういう「問い」を大人になっても持ち続ける人を「哲学者」と呼ぶんだろうね。永井均みたいに。

ところでこの中井久夫『アリアドネからの糸』、一番の読みどころは冒頭の「いじめの政治学」という小論なんですが……本題からそれるので、ここで語ることはしない。
ただ、いじめる側といじめられる側の間に存在する陰湿な権力構造を、見事に暴き出した名文だと思う。「いじめ」に関心がある人、かつていじめられっ子だった人は読んでみるといいよ。

すっかり寒くなりましたね〜。
| ●月ノヒカリ● | 日記・雑感 | comments(0) | trackbacks(0) |
2019.08.19 Monday 23:16
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