2013.05.08 Wednesday 20:32
今さらという気もしますが、3月の入院中に気づいたことなど、当時のメモから書き起こしておきます。

私は子どもの頃から、病院にはよくお世話になっている方だけど、入院経験は3回だけ。
だから私にとっても、入院生活というのは、非日常のワンダーランドです。
手首にバーコード付きのリストバンドをつけて病棟に入ったら、そこはもう別世界。
一日中パジャマ姿で病院内を闊歩し、看護師さんにはトイレの回数まで尋ねられるという病人王国。

そんな病人王国の秘密の一部を、こっそり皆さんに教えちゃいましょう―――じゃなくて、単純に前回の入院生活と比較して気づいたことをまとめただけです。
思ったより長くなったので、2回に分けることにしました。

こういう話、病院に縁のない方にはまったく興味のない内容かもしれませんが、それもまたご愛嬌ということでひとつ。

  *  *  *  *  *  *  *  * 

■同室の患者さんとのコミュニケーションがなかった

ブログ主のようなビンボー人は、差額ベッド代のかかる個室に入るわけはなく、大部屋(4人部屋)での入院生活だったのですが。
なんと同室の人たちは皆カーテンを閉め切ってて、まったく話す機会がない。それどころか、挨拶を交わすことさえなかった。これは、今回いちばん驚いたことだった。

過去2回の入院生活では、同室の患者さんとおしゃべりすることもあったし、何の病気かもお互いに知って、それなりに仲良くなったものだったのに……。今回の入院では、同室の人の顔もロクに見たことがないというくらい、交流がなかった。

食事のときもそう。私が入院した病院には、患者用の食堂があるのだけれども。
2004年の入院時には、朝昼夕の食事時に、同じフロアの患者さんがそこに集まって、一緒に食事をしたものだった。今回は、食事場所は自室のベッドか食堂か、患者が各々選べるようになっていたんだけど―――大多数の患者さんが、自室のベッドで食べることを選んでいたようだ。

私も手術前は、微熱もあったので、ベッドで食事をしていた。でも、食べにくいんだよね、ベッドの上って。
なので手術の翌日、点滴の針が取れてからは、食堂で食べることにした。そしたらなんと、食堂で食べている患者さんはわずか2、3人。たまたまそこに、私と同室のおしゃべり好きな年配女性がいて、そのグループに入れてもらって、一緒に食事をすることになった。それ以来、多少なりともおしゃべりする機会はできたのだけれども……他の人とは相変わらず没交渉だった。

この数年の間に、どうしてこんなにも「個人主義」的になっちゃったんだろう?
一つ考えられるのは、入院が短期間になったからじゃないか?ということだ。
それこそ一ヵ月以上入院してるなら、同室の人と話さないのは不自然だ。でも今は、3、4日で退院する人も多い。それだったら、とりたてて話す必要はないよね。私も一週間しかいなかったし。

私自身、決して「おしゃべり好き」なタイプではないし、誰とも関わらない方が気楽でいい、と感じたりもする。それにしても「挨拶もなし」というのは、ちょっと寂しい気がするんだよね……。


■敷地内全面禁煙ってどうなの?

私の通っている病院は、数年前から「敷地内全面禁煙」になった。
私はまったくタバコを吸わないし、タバコの煙に近づくと目や喉が痛くなるため、タバコのない環境の方がむしろ望ましい、のだけれども……。

入院患者の多い病院が「敷地内全面禁煙」というのはちょっと行き過ぎなんじゃないか、「喫煙室を設ける」方がいいのではないか、ということは常々思っていた。

というのも、私が前回(2004年に)入院したとき、隣のベッドにいた女性がやはり癌の患者さんで、喫煙者だったんですよ。
当時は、屋外の一カ所が喫煙所になっていて、彼女がそこでタバコを吸っている姿をちょくちょく見かけたものでした。そしてその方は、私が退院して数ヶ月後に亡くなったのです。
その記憶があるから―――癌の末期の患者さんには、せめてタバコくらい好きに吸わせてあげようよ、とか思っちゃうんだよね。自分は相変わらずタバコ嫌いなんだけどね。

  *  *  *  *  *  *  *  *

えーとこんな感じで、次回は「入院生活の雑感 〜ドクター&ナース編」の予定です。もう文章は書いてあるので、近日中にUPできるはずです。もう少々お待ちを。






| ●月ノヒカリ● | 病気 | comments(6) | trackbacks(0) |
2017.12.12 Tuesday 20:32
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Comment
2013/05/08 10:33 PM posted by: ジェットマグロ
私が骨髄ドナーで入院したときも4人部屋で、すでに2人入院していました。私は気恥ずかしいのでほとんどカーテンを閉めていましたが(向かいの人は開けっ放し)、挨拶ぐらいはしていたな〜。

>えーとこんな感じで、次回は「入院生活の雑感 〜ドクター&ナース編」の予定です。もう文章は書いてあるので、近日中にUPできるはずです。もう少々お待ちを。

これは私もちょっと思うことがあるので、ブログ主がどう感じたかは楽しみです〜。
2013/05/10 8:33 PM posted by: 月ノヒカリ
ジェットマグロさん、こんばんは。

挨拶については、自分の病室だけの事情かも?とも思ったのですが、食堂で会った別の部屋の患者さんも、「最近は挨拶もしないで出てっちゃう(退院しちゃう)んだね」と言っていたので、今の風潮なのかなあと。

ドクター&ナース編UPしましたが、そんな大した内容じゃないですスミマセン。

コメントありがとうございました。
2013/05/12 11:04 PM posted by: 絹さや
こんばんは。以前書いた縦隔腫瘍の摘出手術の時は、手術前は確か6人部屋で、私以外は皆さんお年寄りでした。挨拶はしていました。夜にテレビで、「まんが日本昔ばなし」がはじまったな、と何も考えず見ていたら、その日のサブタイトルが不吉で、「えっ!」と思って皆さんを見回したら平然とされていたのを覚えています。
大学1年の時でしたから、病院の付属の看護学校に入った高校や中学の同級生が何人も来てくれたのはいい思い出です。今は亡き父方の伯父が少々動揺したのか手術の当日のつもりで前日に来てくれたのも、むしろよかったです。父の田舎は東紀州の漁村で親戚は団結力がありました。
手術後は2人部屋で、もう1人の方は5才ほど上で、わりと長く年賀状のやりとりはしました。
なんかまとまりが無くて申し訳ないです。
2013/05/12 11:56 PM posted by: 月ノヒカリ
絹さやさん、こんばんは。

>その日のサブタイトルが不吉

これは気になりますよね〜。私も手術の日は、朝のテレビの「今日の占い」などは見ないようにしてました。「アンラッキーな日」なんて言われたら凹むので。
でも今の大部屋は、テレビはイヤホン必須なので、誰が何の番組を見てるのか、わからなかったです。(たまに隣から笑い声が聞こえて、面白い番組を見てるのかな、と思いましたが。)

お見舞いについては、私の場合、最初の入院のときに、友人がお見舞いにきてくれた日には必ず熱を出してしまったので、以後はすべて遠慮することにしました。
入院が長ければ、お見舞いも嬉しかったのかもしれませんけどね〜。いやはや、入院してもひ弱なのは治りませんw

私も2004年の入院のとき、同室だった一人の人とは、退院後も何度かメールのやり取りをしていました。
隣のベッドの、数ヶ月後に亡くなった女性のお宅には、ご焼香に伺いましたし。
これから先はもう、そういう付き合いはなくなっちゃうのかな。

コメントありがとうございました。こちらこそ、まとまりがなくてスミマセンです。
2017/11/10 4:04 PM posted by: 諏訪浩幸
はじめまして
自分は今、入院中です。

明日退院ですが、あいさつする勇気が出ません。
昨日、病室を引っ越したんですけど
同じ病室に居た人たちともあいさつできずに引っ越してしまいました。

退院するときに訪ねるべきでしょうか?
また、今の病室の人とは退院の日を含めて3日しか同じ部屋になってないのに退院のあいさつはするべきでしょうか?
2017/11/12 10:35 PM posted by: 月ノヒカリ
諏訪浩幸さん、はじめまして。
一患者にすぎない私に質問されても困る内容なんですが……自分だったら、「顔を合わせる機会があれば挨拶する」という感じじゃないかなあと思います。
どうかお大事に。
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