2009.09.12 Saturday 21:39
『ガラスの仮面』の新刊が出てますね。
「別冊花とゆめ」では、連載も再開されている模様です。
私はこれ、文庫で集めてるのですけど、気になって最新刊(44巻)買ってしまいました。

『ガラスの仮面』を初めて読んだのは、中学生のときでした。友達が貸してくれました。興奮しました。読み終わるまで眠れませんでした。

でもって私は、恥ずかしながら、十年ほど前にNHKのBSマンガ夜話で『ガラスの仮面』を取り上げた放送を見るまで、全く気づきませんでした。『ガラスの仮面』がつっこみどころ満載の、愉快なギャグ漫画だってことに。
素直に感動してたんですよ。

それにしてもBSマンガ夜話のレギュラー陣4人は、どうしてそろいもそろってああも性格が悪いのだろうか?
あの番組で少女漫画を取り上げた回は、女性からかなりキビシイ反論FAXが届いたらしいけど、それも当然でしょう。少女時代に愛した漫画のキラキラした思い出を、あの番組で破壊されて泣いた元少女たちは、日本全国にたくさんいたのだろうと思う。私も含めて。

気を取り直してガラかめの話を。
『ガラスの仮面』でいちばん好きなシーンって、どこですか?

この漫画はやっぱり、憑依型天才・北島マヤと努力型天才・姫川亜弓の演技対決シーンがいちばんの見所でしょうね。
二人がヘレン・ケラーを演じる「奇跡の人」対決も好きなんだけど、やっぱり「ふたりの王女」がいちばん好きかなあ。
なかでもマヤのオーディションのときの演技が好きです。
芸能界を追放された北島マヤが、再起をかけて姫川亜弓の相手役を勝ち取るところ。文庫版でいえば、14巻(冬の星座)のあたり。
第2次審査の、レストランを舞台にした自由演技の課題で、誰もまともな演技ができない中、マヤ一人が何通りもの演技をしてみせた場面。
一度は絶望して、演技することもできなくなったマヤが、「お芝居が好き」って再び実感するのだ。
「舞台の上にいるときは 自分が生きているんだって感じられる」

私はずっと、この漫画は少女漫画の王道を行く作品なので、王道の終わり方をしてほしいと願ってました。
マヤが紅天女を演じ、紫のバラの人(速水真澄)と結ばれてハッピーエンド。
でももうそんなの、どうだっていいです。
贅沢はいいません。完結してくれればいいです。
Wikiによると、『ガラスの仮面』の連載が始まったのは1976年。
三十年以上前に始まった大河連載少女漫画が、完結する。
それだけでもう、奇跡と呼んでいいのではないでしょうか?
最新刊(44巻)には、携帯電話や液晶テレビが登場して、一体いつの時代の話なのかますますわからなくなりましたが、そんなことももうどうでもいいです。
きっと「ガラかめ」の世界では、時間が歪んでいるのでしょう。
美内先生、このまま完結まで突っ走ってください。お願いします。

このブログをご覧の方で、よもや『ガラスの仮面』を読んだことない、などという非国民はおるまいと思うのだが……もし読んだことないなら、今すぐ読みましょう。でないと後悔することになります。
『ガラスの仮面』を読まずに死ぬのは、日本人の恥です。日本文化の損失です。
今すぐ全巻買い求め、徹夜で読みましょう。
そしたら貴方も、思わずつぶやかずにはいられないでしょう。

 マヤ、恐ろしい子……っ!!


ブログ主のガラスの仮面がだんだん壊れてきた件。
| ●月ノヒカリ● | 漫画感想 | comments(5) | trackbacks(0) |
2017.09.15 Friday 21:39
| スポンサードリンク | - | - | - |
Comment
2009/09/15 12:09 AM posted by: イシュト
あ、どーも。先日はこちらにお越し戴いて有難うございました。
先日アクセスしようとしたら繋がらなかったので、アドレス変えたのかな、と思ったのですが今日はちゃんと繋がりました。前回はちょうどメンテナンスが入ってたのかもしれませんね。

ガラスの仮面…!くだんのBSマンガ夜話、私も確か観たと思います。美内センセも出てましたよね。まあ確かに突っ込みどころは幾らでもあるんですけど、それ以上にやはり「物語」、いやこの場合キャラクターかな?のもつ面白さが群を抜いた作品で私も完結をドキドキしながら待ってるクチです。未完で終わりませんようにって。

私が読み始めたきっかけはコピーライターの糸井重里さんが紹介された文章でした。事務所の子が面白いから読んで下さい、と貸してくれたのに暫く放置状態。ある晩、何気に手にとって読み始めたらその異常な面白さに止まらなくなりそのまま徹夜。朝になるも続きが気になってどうにもならなくなり、書店が開くと同時に飛び込んで続刊を全部購入して読んだって話です。そんなに面白い漫画ってどんなものなんだろうという興味でした。あ、ヒカリさん同様、私も文庫版で集めてますよ。

マヤのオーディションのエピソード、私も一番好きな話。オーディションという純粋な「勝負」でその飛びぬけた天賦の才が露わになるシーンは鳥肌モノです。余談ですが、同じような感覚を覚えた漫画に消防士モノの「め組の大吾」があります。こちらはレスキュー試験の話でしたけど。前夜にかかった出動の為、直前まで極限状態の救助を行い立つこともままならぬメチャクチャな疲労状態で半端ない厳しさのレスキュー試験に挑むエピソード、限界を超えた状態のまま、想像を絶するような結果を出す姿はマヤ同様鳥肌モノです。同じ作者がバレエダンサーを描いた「昴」も同じくお奨めできます。こちらの方がいいかも。

あー、話がどんどんズレていってるうえに異常にコメントが長くてどーもすいません。あとこれからの続きなんですけど、嫁さん情報によると亜弓は失明したまま現実生活において「目が見える演技」をし続けて誰にもそれを悟らせない、という展開になるらしいのですが…。ますます目が離せないですが次巻出るのいつになるんでしょうね。

長々と駄文書き込み申し訳ありませんでした。またお邪魔致します。今度は短めに…。
2009/09/15 9:55 PM posted by: 月ノヒカリ
イシュトさん、熱いコメントありがとうございます!
やっぱり『ガラスの仮面』最高ですよね。
少女漫画の傑作が、男性読者からも支持されるのは、すごく嬉しいものです。
「ガラかめ」は、つっこみポイント<<<<感動シーン だと思ってます。

>「め組の大吾」「昴」
オススメ、ありがとうございます〜。
男性漫画家が描いたバレエ漫画って、珍しいですよね。
私も山岸凉子や萩尾望都のバレエ漫画、大好きなので、「昴」は要チェックですね。

>亜弓は失明したまま現実生活において「目が見える演技」
盛大なネタバレ、ありがとうございます(笑)
いや、まったく構わないんですが。
私としては、亜弓さんとマヤ両方の「紅天女」を見てみたいです。
ちゃんと完結してほしいですよね。「未完の物語」って、哀しいですから。
コメントありがとうございました。
2009/09/16 6:27 AM posted by: くろね
イシュトさんが熱ーく語り尽くされたので、別のところから。
私は真澄さんの暗い少年時代の話が好きです。
速水会長と真澄さんの関係って、結構萌えます(笑)
「昴」私も読みたくなりました。

2009/09/16 11:32 PM posted by: 月ノヒカリ
くろねさん、こんばんは〜。
速水会長×真澄さん ですか!
渋いカップリングですね(笑)
じゃなくて。
愛憎半ばの関係って、やおいの原点な気がします。
コメントありがとうございました〜。
2009/12/26 8:12 PM posted by: コズロフスキー
「ガラスの仮面」…少女マンガあな恐ろしやと、畏怖しながら徹夜で読み通しましたね。
name:
email:
url:
comments:
Trackback
http://newmoon555.jugem.jp/trackback/42
Search
Profile
Category
Recommend
Recommend
私の幸福論 (ちくま文庫)
私の幸福論 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
福田 恒存
たとえ不幸のうちにあっても、私たちが「幸福である」ために
Recommend
新版・小説道場〈4〉
新版・小説道場〈4〉 (JUGEMレビュー »)
中島 梓
わが人生の師。全4巻
Recommend
敗北からの創作
敗北からの創作 (JUGEMレビュー »)
明川 哲也
9・11テロ後「敗北」した私たちにできる「創作」とは?
Recent Comment
Recent Trackback
Links
Admin
Calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
Latest Entry
Archive
【WEB拍手】
応援してくれる人、拍手ポチッと押してね↓↓↓
↓ブログ主に小銭を!
Analytics
Sponsored links
Mobile
qrcode
無料ブログ作成サービス JUGEM