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2015.03.12 Thursday 22:36
前回のエントリで、「普通の人が当たり前にできることでも、自分にはできないということを、どう伝えればいいのか?」と悩みを書いたところ、幾人かの方から、ご自身の体験談やアドバイスをいただけました。皆様ありがとうございます〜。ううっ。
こんなアクセス数の少ない、辺境の過疎地にあるブログですが、本っ当に読者さんには恵まれてるな、としみじみ思いました。

で、いろいろなご意見や体験談を読ませていただいて、改めて感じたのは、「どんなケースにも当てはまる最適解」というのは存在しないのだろうな、ということです。

「自分の病気についてどこまで伝えるのか?」については、仕事上の人間関係なのか、あるいは趣味の集まりなのかでも、答えは違うでしょうね(今回私が始めたいのは、趣味のサークル活動的なものですが)。

あとやっぱり、人に話しやすい病気(あるいは障碍)と、話しにくい病気がありますね。
それは、他の人の理解を得やすい病気(障碍)と、理解を得にくい病気の違いでもあるのかなあと。

私にとっては、自分の持病の中では、乳がんと統合失調症は「他人に話しにくい病気」です。
乳がんの患者さんから聞いた話ですが、知人に乳がんであると告げた結果、相手に「重い病気」と受け取られるとしんどいし、逆に「手術すれば治っちゃう病気なんでしょ?」と言われるのも、実際はそうでもないからモヤッとするという、なんとも微妙な心境になるようです(今回、拍手コメントで同じような体験を教えてくださった方がいらっしゃいました)。
病名を告げたとき、「相手の反応」がどういうものでもきちんと受け止める自信があるなら、病名をオープンにしてもいいかもしれませんが……私には、そんな自信はないです。

なので、病名は言わずに「虚弱体質」とか「持病がある」と伝えた上で、「無理はできないのでよろしくお願いします」と話せば、何とかなるのではないでしょうか……何とかなると思いたいです。

病名について突っ込まれたら、適当に「お茶を濁す」ということで。
いや、この「お茶を濁す」って、簡単そうでいて、コミュ障には結構ハードル高いのですよね……。

あと、「嘘をつく」のも、私には難しいです。いや、「さらっと嘘をついてその場をやり過ごす」なんてこと、ごく普通にやってる人、いっぱいいますよね。でも私には難しい。この非コミュカテゴリの過去エントリでもテーマにしたことがありますが。
う〜ん本当に、こんな初歩的なところで躓いちゃうコミュ障が行動するのって、なかなかに大変です。

でも今回、コメントや拍手コメント、Twitterで反応をいただいて、改めて「普通の人に当たり前にできることでも、自分にはできない」と悩んでいる「一見普通に見える人」って結構いるのだな、と実感させられました。
一見して普通っぽく見えても、下手したら「元気そうに」見えていても、水面下で様々な悩みを抱えている人が、自分以外にもいるとわかって、ちょっぴり心強い気持ちにもなったり。

えっと、こういう悩みに縁のない方がもしここを読んでいらっしゃるなら、「普通の人にできることが、自分にはできない」と見えないところで苦しんでる人がいること、ちょっとだけ心に留めておいてもらえると嬉しいです。

そんでもって、もしどこかで、「私、虚弱体質で……無理できないんです……」などとたどたどしく話すコミュ障に出会うことがあったら、「人にはいろいろ事情があるんだな」と、生温かい目で見守っていただけると有り難いです……。

改めて、今回、体験談やアドバイスをくださった皆様、本当にありがとうございました!!
すべての人が、みっともなくても不器用でも、自分なりのペースで生きていけますように♪

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※前エントリへのコメントは、今後もご自由にお寄せください♪




| ●月ノヒカリ● | 非コミュ | comments(14) | trackbacks(0) |
2020.09.12 Saturday 22:36
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Comment
2015/03/13 12:09 AM posted by: 雪月
「虚弱体質で無理は出来ない」
これ使わせてもらいます!
というか使えるように練習しなくては(苦笑)
馬鹿正直なもので今まで色々失敗が…。
悩み相談記事があってよかったです。
大収穫でした。ありがとうございました〜(*´▽`*)
マイペースでやっていきますね♪
2015/03/13 5:05 PM posted by: -
管理者の承認待ちコメントです。
2015/03/13 9:05 PM posted by: 月ノヒカリ
雪月さん、こんばんは。

「虚弱体質」って便利な言葉ですよね。
あと、「通院のため時間が取れないこともある」ということも伝えたければ、「持病がある」と言ってもいいかもしれません。

でも私も実際にその場で、さらっと言えるかどうか、わからないです(汗)
どうでもいい会話ならそれなりにできるんですけど、本当に必要なことを伝えるのって、難しいものですね……。

こちらこそ、体験談を聴かせてもらえて嬉しかったです!!
ありがとうございました。お互い無理せずいきましょう♪
2015/03/14 2:04 PM posted by: 青
事前に考えたほうが安心できますよね。
咄嗟じゃつまってしまう。。。
三寒四温で不安定な天候ですので
お体に気を付けてください。
2015/03/14 10:41 PM posted by: 月ノヒカリ
青さん、こんばんは。

こういうの、特に悩まないで進める人もいますが、私にとってはかなり大きな悩みの種だったりします。

最近はまた寒いですね。
温かくなってほしいですが、温かくなったらなったで花粉が飛ぶので、厄介な季節です。

コメントありがとうございました。
青さんもどうかご自愛ください。
2015/03/15 2:01 PM posted by: みみちゃん
「虚弱体質なんで無理できないんです」って言ってよく繁忙期に仕事休む人いましたけど、やっぱり皆に反感買ってそのうち辞めていきましたね・・・

「病気」とか「人と同じことができない」っていう人が社会で受け入れられないことについて、月さんは悩んでいらっしゃるようですね。
「受け入れられないのは、多数派の人に想像力がないから」とか思ったりもしているようですね。

でも、どうしてそういう人たちが社会で受け入れてもらえないかっていうと、それは他人に迷惑をかけるからなんです。多分、それだけが理由だと思います。
迷惑をかけないのであれば、みんな他人のことなんてそんなに気にしないです。
「病気なんだね。大変だね」って受け入れてくれると思うんですよね。

でも、病気の人が休むから自分が徹夜続きで帰れない、とか、娘が働けないから一生少ない年金で面倒見ていかなきゃいけない、とかになったら話は別です。

「弱い」っていうことを盾にして、他人を搾取しているようなものですよね。
他人にお金や労働を無理やり提供させておいて、そのうえ自分の苦しい気持ちをわかってくれ、って言われても、正直厚かましいなとしか思わないです。

今回あなたが参加するのは趣味サークルだそうで、それならきっと「虚弱体質なんです、すみません」で大丈夫でしょうね。
うまく行くといいですね。
親からお金を搾取してまでやりたいことなんだから、きっと素敵な活動なんでしょうね。
2015/03/15 2:07 PM posted by: みみみちゃん
あ、そうだ!
もう一個意見あったんですけど書き忘れちゃった。
連投すみません。

ブログのコメント欄の仕様、管理者さんの自由ですから今のスタイルで良いならいいと思うんですけど、

なんか自分への反対意見はすべて「こわい人がいる、傷ついた」で済ますの、教祖っぽいなと思いました。

まともな議論が成り立たないあたりが。
2015/03/15 10:56 PM posted by: 月ノヒカリ
「みみちゃん」「みみみちゃん」名義で、上記二つのコメントを書かれた方へ

当ブログでは、最低限の礼儀を弁えない人とまで話し合うつもりはありません。
以後このような迷惑コメントはおやめください。
2015/03/16 12:35 PM posted by: ららら

 親からお金を搾取してまでやりたいこと、
 というフレーズ(笑)

私も現在、親の援助で生きているのですが、
親から搾取している、とは考えていません。

私の場合のお話で失礼しますが、私も月ノヒカリさんとは 少し状況が異なりますが、虚弱体質で、人と同じペースで仕事をすると、例えば、働いている時に 他者に迷惑はかからないのですが、自分の休日に 「すべて寝込んでしまう」
趣味も持てず、人と会う気力もなくなってしまう。
という状態になるのです。(今は働いていません)

体力が十分にある人が「タフの全能」振りかざして
人と同じ事が出来ない人を排除、否定する行為って
まさに『イジメ』だな、と感じました。

「みみちゃん」という人は、わざわざ ここで
弱者を叩きに来るという事は、現実の世界でイジメられたり、何かお辛い事があるのかもしれませんね。
 
でも 自分より弱い人を探して ネットで顔も見えない所で イジメでストレス発散する行為は、根本的解決にはならない。

自ら虚弱体質で、迷惑かけたくない、って辞めていく
だけじゃないんですよ。

自分が無理して限界まで頑張る事が、同じ仲間にも
負担をかけることになる。
みんなが頑張る事を強要し合う社会は 怖いですw。

むしろ、辞めていった人に 感謝して欲しいくらいです。

私は経営者に、その企業の問題点を
指摘した事もあるあし、パワハラする上司にも
抗議してから辞めていったこともありますので。

上記のような事をして、実際に改善した会社もあれば、
(お店ですが)店舗が撤退したという事もあります。

ただ ひたすら 頑張ればいいって もんじゃ
ないんです。
2015/03/16 7:42 PM posted by: ららら
月ノヒカリさんの状況で このような弱者叩きが
あるのであれば、私は絶対に社会の中で自分の声は
公にできない、と改めて実感した「みみちゃん」という人のコメントでした。

これまで月ノヒカリさんは いくつかの病の経験を綴っていて『弱者』と名乗れるだけの状況があるだけに、意見を発信できるのは、私から見たら強みだと感じてきたのですが!

私は これからも ある程度の健康を維持しつつ、
働かないという選択は続けると思います。

働くって そんなに偉いのかな?
その中身はホント、問われないな・・と思いました。

私も粘着質?みたいですね。失礼しました。
2015/03/17 4:37 PM posted by: 絹さや
こんにちは。「この図式は解るな…」と感じつつ読ませて頂いてます。
「あなたは責任を持って仕事に取り組み、いろいろな意味で弱い人が休むことで大変な負担を強いられたことはわかった。しかし、ここで書かなあかんのか…」の一言です。仕事が出来る人なら見極めを得意としそうな、「発言の場とタイミング」を見失うほど疲れた方がいらっしゃいますね。
月ノヒカリ様が「人間は出来ることをすべきで、それが分かりやすく人の役に立つことを目指すべきなのは言うまでもない」、と分かりすぎるほどわかってらして、様々な経緯を経てこのブログをやってみえることは充分に理解しております。現在のヒカリ様より、トータルではだいぶしんどそうな方は確実に存在するようですね。いろいろ巧くいくように願っております。
2015/03/17 10:24 PM posted by: 月ノヒカリ
コメントくださった皆様、ありがとうございます。
この件に関しては少しクールダウンしたいので、レスはまた後日、落ち着いてからさせてください。
いただいたコメントは、とても嬉しかったし、有り難く読ませていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
2015/03/20 11:04 PM posted by: 月ノヒカリ
らららさん、こんばんは。

私もらららさんと同じく、働いていたとき、休日は寝込んでいましたねー。
「楽しいことをする時間」は、休日でもほとんどなかったように思います。
その上病気になり、毎日が苦しくて、何のために生きているのかわからない日々でしたね。
家族関係も悪かったですし。

それでもかつては、「働かなければならない」と思い込んでいました。
でも冷静に考えたら、それはやっぱりおかしいと思うようになったんです。
体の弱い人が無理して働いて、病気になっても、誰かが助けてくれるわけでもないし、いいことは何もないですから。

それに「働く」って雇用労働だけじゃないですよね。家事をするのも「働くこと」です。
私としては、「誰かの役に立つこと」か「誰かが喜んでくれること」を「働くこと」と定義したいんですけどねー。
今の世の中、本当に詐欺まがいのロクでもない仕事も普通にありますけど、そういう仕事に従事するのは、自分もしんどいし納得できないです……。

親の援助が得られるうちに、チャレンジできることがあるなら、やってみる価値はあると思います。
一度しかない人生ですから。
たとえ遠まわりになったとしても、その体験がいつか生きる日が来るかもしれませんし。
そこはお互い、いろんなことを学んで、貪欲に吸収していきましょうね♪

ネット上で言葉を発する以上、いろんな反応があるのは仕方ないことだと思います。
中には、自分には受け止め切れない反応もありますが……それでも今後も何かしらの発信は続けたいです。

本当は、誰もが自分のしんどさを、他人を叩いたり叩かれたりすることなく話せるようになってほしいのですが。

皆それぞれつらい時代ですが、もっているエネルギーは、自分が成長するために、自分や周囲の人を幸せにするために、使いたいものです。

お互い、自分に無理なくできることを、ちょっとずつでもやっていきましょうね!
コメントありがとうございました。それではまた。
2015/03/20 11:05 PM posted by: 月ノヒカリ
絹さやさん、こんばんは。

私としては、職場の問題は、個人の責任に帰するのではなく、職場の環境、あるいは労働の構造そのものを考え直そうというのが、このブログでのスタンスのつもりでした。

>現在のヒカリ様より、トータルではだいぶしんどそうな方は確実に存在する

自分よりしんどい状況にいる人は、当然存在すると思います。
ただ、「しんどい状況にいる」人と、他人への配慮をしない人とは、イコールではないと感じます。
ネット上で、自分よりどう見ても恵まれている人達が、他人に心ない言葉を投げつける例を幾つも見てきましたから。その人が置かれている状況とは関係なく、まともに話し合うのが難しい人も存在するのかな、と思うようになりました。

このブログのコメント欄は「議論」を目的とする場所ではない(これは記事内容にもよりますが)ですし、自分の限られた時間やエネルギーは、ネット上の争いではなくもっと生産的なことに使いたい、と今は思ってます。

絹さやさんには、ブログ主の(これまでの経緯を含めた)意図を汲んでいただけて、それはとても嬉しかったです。

コメントありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
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