2016.04.05 Tuesday 22:20
さて、エイプリルフールネタはおしまい、通常モードに戻ります。

【当事者研究】なぜ私は「人に会いたくない」のか?のエントリを受けて、皆さんからいただいた「人に会いたくない理由」の当事者研究を、順番に公開させていただいてます。

今回は、まみさんの書かれた当事者研究、上記記事コメント欄からの転載です。

はじめまして。
書き込むのが遅くなってしまいましたが、私も参加させてください。
今現在、私も人に会いたくない気持ちが強く、友人と疎遠になっています。
月ノヒカリさんの人に会いたくない理由に沿って、自分も考えてみました。
(1)経済的理由
収入がほとんどなく、もったいなく感じてしまう。

(2)心理的理由
人にあっても楽しくない。
自分の現状を話したくないし、きかれたくない。
上手くいっている人の話を聞くのが苦痛。
同情されたり見下されるのが嫌。
話すのが苦手。

(3)身体・健康上の理由
途中疲れてくると、相手に気をつかえなくなってくる。

私の場合、心理的理由が大きいようです。
2、1、3の順で深刻度が大きいです。

最近友人と会いたくないなあと思ったのは、会っても楽しくなく、疲れてしまったからです。

私は人としゃべるのが得意でなく、仲が良い人と一緒にいても、沈黙ができてしまい「何喋ったらいいんだろう・・・」と、不安になってしまうことがあります。

今現在、仕事についていないので、就職、結婚、出産と、人生のステージを着々と進んでいっている人に、なんとなく引け目を感じてしまうし、見下されるのでは・・・とか、相手に気をつかわせそう・・・などと考えてしまいます。

3は2が原因になって引き起こされているようにも感じます。
長時間人と一緒にいると、疲れてきて頭痛がしてくることがあります。そして相づち、顔の表情などを失礼のないように保つのが難しくなってきます。
自分のタイミングで帰れればいいですが、そうでない状況もあります。
たとえば、その場所まで他の人の車に乗せてきてもらった場合、言い出しにくいです。

まとまりのない文章で申し訳ありません。

当事者研究にご参加くださって、ありがとうございます。
まみさんも、「心理的理由」がメインだと自己分析されてます。

「人としゃべるのが得意ではない」というのは、いわゆる「コミュ障」問題ですね。これはこれで、私にとっても大きなテーマではありますが、ひとまずここでは置いておきます。

「自分の現状を話したくないし、聞かれたくない」という点については、一つ前の当事者研究のエントリと重なる部分があると思いました。
未婚かつ無職だと、自分の現状を人に説明しづらい。「上手くいっている人」の話を聞くのもつらい。そのために、人付き合いから遠ざかるようになる。
無職って、ただ単に「収入がない」というだけの問題じゃないんですよね。それだけじゃなく、無職だと、自分自身の置かれている状況に引け目を感じてしまって、「社交的な場に参加しづらくなる」という負の側面があるように思うんです。

経済的な問題だけじゃなく、「働いていないこと」への負い目とか、「働かなければならない」という焦りみたいなものが加わって、問題を複雑にしているのではないか? と自分自身を振り返ってみて感じます。
社会的な立ち位置を持っていないと、「友人と会う」ことすら、心理的に苦しくなる。

私自身も無職で、こういうブログを書いていて、無職の方からコメントをいただくこともありますが……実は「無職」云々の話は、あまりコメント欄に書き込まれないのですよね。
無職の方は、拍手コメントあるいはメールで、密かにメッセージを送られる方が多いです。

つまり、「無職であるがゆえの、心理的なつらさ」みたいなものは、ネット上ですら、あまり表に出てこない、語りづらい問題みたいなんです。
まみさんのように、コメント欄に意見を書きこまれる方は、少数派だと感じます。
もっと少数派の、開き直ってる人は、「ニート」を売り文句にしてブログ書いたりしてますが……実際は、「ネット上ですら、無職であることはオープンにできない」という感覚の方が、より一般的なんじゃないかなあと思うんですよね。

このブログでは、「あまり表に出てこない、語りづらい問題」をこそ取り上げたいと心がけてきたので、私も開き直ってかなり率直に書いてますが……どうもこの「無職であるがゆえの、心理的なつらさ」というのは、経験したことのない人には、あまり理解されていないみたいです。私がそれに気づいたのは、本当につい最近のことです。

無職にとっての「人に会いたくない」問題と、ちゃんと働いている人の「休日に人に会いたくない」問題とでは、どうも悩みの質が違うんじゃないか、と感じます。
おそらくまみさんも、「仕事についていた期間」と「仕事についていない期間」の両方を経験しておられると思うので、その違いを比較できるのではないでしょうか。

私の場合、無職の期間が長いので、自分にとっての「人に会いたくない」問題というのは、「社会的に居場所がない」という悩みとほぼイコールだと感じます。それにプラスして、経済的な不安と、健康上の問題がのしかかっている、というのが今の自分の状態ですね。
この「社会的に居場所がない」感覚というのは、仕事についているかいないか、既婚か未婚か、家族の有無、そういった要素によって差が出てくるのではないでしょうか。

この当事者研究は、「人に会いたくない」というテーマで書いていますが、私自身、本当に心から「人に会いたくない」と思っているのか? と問われると、そうではない気がします。
「そんなに気を遣わずに付き合える人間関係」とか「他人とともにいて、楽しく過ごせる時間」をむしろ求めているのかもしれません。

まみさんも、置かれている状況が変化したら、「人に会いたくない」という悩みが減り、「人と会って楽しい」と感じられる時間が増えるのかもしれませんね。

数年前、Twitterでフォロワーさんと、「無職の人の自助グループみたいなものがあったらいいな」というやり取りをしたことがありました。これはまだ実現していませんが、そういう集まりがあれば、もう少し詳しく問題点を探し出せるのかもしれません。


さて、こちらのエントリについても、ご意見やメッセージ等がありましたら、ご自由にコメント欄や拍手コメントでお寄せください。
いただいたコメントは公開する可能性があります。拍手コメントでいただいたご意見は、コメント欄に転記させていただくかもしれません。公開を希望されない場合は、「非公開で」とお書き添えください(拍手コメントの場合は、「レス不要」にチェックを入れてください)。


この「人に会いたくない理由」というテーマで、皆さんからお寄せいただいた当事者研究は、ひとまずこれで全部です。
何か「スッキリと、答えが出た」わけではないのですが、皆さんの当事者研究やコメントを拝読して、共通する部分、それぞれ異なる部分が、うっすらと見えてきたように思います。

私自身も、これから先、外に出て「人に会う」とき、どういう態度をとるべきか、あるいは何を目指すべきか、ヒントをもらえた気がします。
この当事者研究が、参加された皆様、あるいは読んでくださった皆様にとっても、何らかの収穫があったのなら、ブログ主としても本望です。

当事者研究については、今後また別のテーマで始めるかもしれません。
もちろん、この「人に会いたくない理由」というテーマについても、新たな発見があったとき、あるいは自分が実践してみた結果報告など、またコメントいただけると嬉しいです。

人に会っても会わなくても、どちらにせよ皆様ができるだけ元気に毎日を過ごされることを、お祈りしています!



※ブログ主はまたリアル修行があるので、しばらく(2週間程度かな?)ブログ更新はお休みします。




| ●月ノヒカリ● | 当事者研究 | comments(6) | trackbacks(0) |
2017.10.20 Friday 22:20
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Comment
2016/04/08 12:52 PM posted by: ノラ
うまくいっている人の話を聞きたくないの、分かります。私も同じで、何自慢してるの、と思うことが多いです。
でもこれが、親兄弟や恋人、配偶者だったらどうでしょうか。基本的に喜ばしいし、このままうまくいって欲しいと思いますよね。
ってことは、自分にとってどうでもいい人なのです。そういう人たちと付き合う頻度をどうするか、が、課題なんだと思います。

私も職場とかで、自慢話にしか聞こえない話をされるのですが、実は客観的に見ても全然大したことない場合が多いです。

無職というところでそういえば思ったのですが、宝くじに当たったり株で大儲けした場合、親が資産家、とかで無職の人は、人に会いたくないとか思っちゃうのかな?と思いました
仕事はしていないけどボランティアしてる人とかも、無職に近い状態ですが、どうなのかな。
2016/04/09 11:42 PM posted by: 月ノヒカリ
ノラさん、こんばんは。

>自分にとってどうでもいい人なのです。

そうですね、どうでもいい人なら、別に会わなくてもいいのかもしれません。
でも、私の場合、学生時代は「大切な友人」だと思っていた人たちだったので、簡単に「どうでもいい人」と割り切ることはできない、というか、率直に言って悲しかったです。
学生時代は楽しい時間を過ごせた人であっても、自分が病気になって、かつ相手は(比較的)うまくいっている状況だと、「会っても楽しくない」ものなのだな、と。


>宝くじに当たったり株で大儲けした場合、親が資産家、とかで無職の人は、人に会いたくないとか思っちゃうのかな?

これは私も気になりますね。
親が資産家で、友人知人も資産家階級の場合は、無職でも平気なのかな? ちょっと想像もつきませんが。
私はそんな上流階級の知り合いはいないので、「お金があってかつ無職」だと、友人に会いづらい、「今の状況を説明しづらい」というのは、変わらないような気もします。

無職でボランティアをしていた時期は私もありますが、やはり「働かずにボランティアだけやってて、親は何も言わないの?」的な質問をされることはありました。かなり昔のことなので、記憶もおぼろげですが。でもボランティア先で「人と会う」機会はあったので、「ひきこもり状態で、人に会いたくない」のとは違うのかもしれません。

コメントありがとうございました、それではまた。
2016/04/10 10:04 PM posted by: た
ヒカリさま、お久しぶりです。
「【当事者研究】なぜ私は「人に会いたくない」のか?」を読ませていただいて私も同じ理由だよなと思いました。私の場合もう一つ付け加えるなら「他人に興味がない」ということでしょか。
2016/04/11 10:04 PM posted by: 月ノヒカリ
たさん、こんばんは。
私もかなり「他人に興味がない」タイプだと思いますが、たさんも確かにそんな感じですよね。
でもちゃんと仕事に行けていて、趣味もあるなら、特に問題ないんじゃないか? と私なんかは思ってしまいます…。
コメントありがとうございました、それではまた。
2016/04/28 11:16 AM posted by: まみ
まみです。記事に取り上げてくださってありがとうございます。

>本当に心から「人に会いたくない」と思っているのか? と問われると、そうではない気がします。
「そんなに気を遣わずに付き合える人間関係」とか「他人とともにいて、楽しく過ごせる時間」をむしろ求めているのかもしれません

これは私も実はそうなんじゃないか・・・と、思いました。

最近疎遠になってしまった友人は、自分にとってどうでもいい人ではなく、むしろ一生付き合っていきたいなというような人でした。

ただ、相手になんとなく私を見下しているような言動が何度かあり、そのために会いたくないと思うようになりました。

もしかしたら私が働いていないことによるコンプレックスから被害妄想になっていたのかもしれませんし、自信がないゆえにその言動について抗議することもできなかったのかもしれないです。(抗議すれば誤解が解けて関係が深まっていたかもしれない)



余談ですが、株で生活している人に会ったことがあるのですが、その人は趣味のサークルに参加したりしていて、特別人に会いたくないという感じではなさそうでした。
自分の力で生活できている、ということが私と違って「無職」という後ろめたさがないのかなという気がします。
もちろん、あくまで私から見てで、本当は本人はどう思っているのかはわからないのですが。
2016/04/28 11:27 PM posted by: 月ノヒカリ
まみさん、こんばんは。
改めて、当事者研究にご参加くださってありがとうございました。

私自身も、好意を持っている人と疎遠になっていった経験、何度かあります。
なので、まみさんの書かれたコメントに共感する部分が多々ありました。

「コンプレックスからの被害妄想」とか、「自信がないゆえに抗議することもできない」というのは、私も思い当たる節があります。
ただ、私の場合、「抗議をしたら、関係が終わった」経験もあるので、これは難しい問題だと感じますね……。

あと、働いている人が働いていない人を見下すような言動をする場面も、私自身経験したことがありますし、似たような体験談を見聞きしたこともあります。
まみさんのご友人の意図は私にはわかりませんが……事実として、「働いていない人を見下す言動」は存在するので、単なる被害妄想として片付けることは、少なくとも私にはできないんですよね。


>株で生活している人に会ったことがあるのですが、その人は趣味のサークルに参加したりしていて、特別人に会いたくないという感じではなさそう

実は私も先日、「不動産所得で生活している」という人に会う機会があったのですが、その人も堂々としていて、「働いていないことの後ろめたさ」みたいなものは、とりたてて感じてなさそうでした。
「安定した収入がある」のなら、後ろめたさをもたなくても済むのでしょうか? 自分がそういう立場になったことがないので、いまひとつ理解しがたいのですが。

まみさんのコメントを拝見して、また自分自身を振り返って考えてみるに、やっぱり問題は「自信のなさ」みたいなとこに行き着くんですよね。
とりあえずは、コンプレックスを完全に解消することはできなくても、できるだけ引け目を感じないですむこと、多少なりとも自信につながりそうなことを見つけて、やっていくしかないのかなあと。
まみさんの自信が回復すれば、疎遠になっているご友人とも、また楽しい時間を過ごせる日が来るかもしれませんし。

まみさんが人と会うことを選んでも、会わないことを選んでも、どちらにせよできるだけ楽しい時間を過ごせるよう、お祈りしています。

コメントありがとうございました。よかったらまたお越しくださいね。
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