2017.05.05 Friday 00:07
7年以上続けてきたツイッターのアカウントを削除しました。

理由は、不正アクセス等の嫌がらせ行為が続いて、頭痛や吐き気、ふらつき、アトピー悪化といった、深刻な健康被害が生じたからです。
私は再発がんの患者なので、健康は本当に大切だし、今回は「命」の危険を感じるレベルのストレスがあったので、アカウント削除を決めました。

長年相互フォローしてくださった方々と離れるのは残念ですが、退会前に懐かしいフォロワーさんと久しぶりにメッセージのやり取りができたので、それは不幸中の幸いだったと思うことにします。

一応確認しておくと、私のツイッターアカウントは、炎上もしてないし、表立って批判されることは全くなかったです。

ただ、「不正アクセス」と「コミュニケーション操作系のいじめ」はありました(「コミュニケーション操作系のいじめ」というのは、社会学者・内藤朝雄氏による定義で、悪口を言う、シカト(無視)する、くすくす笑い、デマを流す、といった非暴力系のいじめのこと)。

表立って批判されることはなかったけど、私からは見えないところで、陰口のような形で何か言われているのかな、と感じました。陰口のコミュニティは、私にとっては健康を害するレベルで苦痛なので、近づかないようにするしかない。きっと表立って批判できないから、陰口で発散するのかなあと、想像するしかないんですけど(とりあえず私は、そこまで悪く言われるようなことをした覚えは、全くないので)。

もちろん、そんな悪口ばかりではなく、「月ノヒカリ」のツイッターを好意的に見てくださった方も存在するであろうことは、理解しています。直接お礼を伝えられなかった方には、この場を借りて、感謝の気持ちを、送らせてください。

一方で、ツイッターへの不正アクセスという「違法行為」については、どうしても受け入れることができないです。
私はこれまで、愚直に生きてきて、万引き一つしたことがないので、平気で違法行為ができる人の気持ちは、よくわからない。
ただ、自分自身が犯罪に手を染めることがなかったのは、そこまで自分が(少なくとも経済的には)追い詰められることがなかったから、だと思ってます。
だからこそ、犯罪に手を染めてしまう人は、何かそうせざるを得ない事情があったのかな、と想像力を働かせて、できるだけ理解しようというスタンスでやってきました。

今回、私のツイッターに対する不正アクセスを繰り返した人たちが、何を考えているのか、私にはわからない。
私の中には、「権力や権威を批判するのはいいけど、弱い者いじめは恥ずかしい行為だ」という価値観が、揺るぎなく存在するから。

このブログを通じて、病気や障碍の当事者の方、生活保護受給者の方と、交流を持つ機会がありました。その方々は、自分が苦しい立場にあっても、「マイノリティ差別」や「弱者叩き」に参加する人たちではなかったです。

フォロワー数300人台の素人ブロガーに過ぎない「月ノヒカリ」に対して、執拗に違法行為を繰り返した人たちの間に、どんな闇が存在するのか、私にはわかりません。 「もしかしたら、こんな感じなのかな?」とぼんやり想像することしかできません。
以下に引用する文章は、そんな想像の一部です。

 社会は逸脱者を必要とする

 これが議論の出発点である。犯罪者であれ、アンダークラスであれ、ニートであれ、発達障害者であれ、社会によって逸脱者とされた人々は社会にとって望ましくない存在として、否定的に語られる。それが政策化すれば、 時に撲滅運動及び治療の対象者とさえなるだろう。

 しかし、そうした政策的な取り組み及び言説とは裏腹に、社会はむしろ逸脱者を必要としている。もちろん、最初に述べたように逸脱者が発現しない社会には変化と創造は起こらないという次元での必要性もある。しかし、 それとは逆の意味で、逸脱者はなくてはならない存在なのだ。

 社会の中で声高に非難の対象とされているのに、必要とされるとはどういうことなのか。意外に思われる読者もいるかもしれない。しかし、その理由はデュルケーム及びその影響を受けた社会学者、人類学者たちの見解によってある程度明らかにできる。彼らの考えによれば、いかなる社会も人々の不安、傷つき、怒りを鎮めるための破壊すべき想像上のシンボルを必要とする。この役割を社会の内部で担う者こそが、社会によって作り出された逸脱者なのである。

 グレーゾーンへ(38) 社会は逸脱者を必要とする .法璽範世泙箸

上記のブログ記事は、数年前クラウドシティという有料SNSに参加していたとき、幾度も読み返した文章です。

「市民社会モード」にある大人たちから見ると、学校生活を送る生徒たち(特に、いじめが発生している学校の生徒たち)は「無秩序」で「無軌道」に見える。また、「モラルや規範意識が欠けている」「人間関係が希薄だ」「幼児化している」と思えることもある。
 教室で悪ノリして空騒ぎを繰り返したり、いじめによって被害者の生徒を虫けら扱いしたり、いじめを咎められてもまったく反省するそぶりを見せなかったり、被害者が自殺しても加害者が平然と学校生活を続けていたりするためだ。
 ところが、実際に生徒たちが置かれているのは、「無秩序」とは正反対の状況だ。
 学校は、全体主義に支配された国に似ている。

(中略)

 本章冒頭で、「学校モード」における「良い悪い」は、「市民社会モード」の「良い悪い」とまったく違うと述べた。それを象徴するような2つの事例を見ていただきたい。
【事例1】
「一年のとき、クラスで“仮死ごっこ”というのが流行ったんです。どちらかが気絶するまで闘わせる遊びなんですが、私は『ひょっとしたら死んでしまうんじゃない? やめなさいよ』と止めました。そしたら男子が『死んじゃったら、それはそれでおもしろいじゃん?』というんです。バカバカしくなって止めるのをやめました」
「ほんとに死んじゃったら遊んでいたみんなはどう思うんだろう?」耐えかねたようにひとりの教員が言った。
「あっ、死んじゃった、それだけです」別の生徒が語りはじめた。「みんな、殺すつもりはないんです。たまたま死んじゃったら事件になってさわぐけど、その直前まで行ってる遊びはいっぱい学校の中であります」
 彼らは、どちらかといえば、“優等生的”に振るまう、普通の中学生たちだった。
(青木悦『やっと見えてきた子どもたち』あすなろ書房)

 (内藤朝雄『いじめ加害者を厳罰にせよ』pp.43-47)


 しかしながら、われわれはこれらの非難から、ソピステースだけが特別に悪いものであったように考えるなら、それは大へんな間違いである。プラトンはギリシア芸術の精華である悲劇作品を否定して、その作家たちを理想国から追放しようとしたのであるが、その取り扱いは人々に苛酷と感じられるものであった。しかし、事情はソピステースの場合でもそれほど違ってはいなかったのである。プラトンの厳しい理想主義的要求の前には、当時の国家社会の政治も文化も一切がとうてい吟味に堪えうるものではなかったのである。しかも事情は今日でも違ってはいない。われわれはさきにソピステースの徳育や弁論術が、べつにわれわれから軽蔑されたり、嘲笑されたりするようなものではないことを述べた。無智はかれらだけのことではなく、むしろわれわれにおいていっそう暗黒だからである。誇張された言葉で正邪善悪を云々する声は天下にみちみちているけれども、われわれはそれが何であるかを深く考えたことはないのである。

 (田中美知太郎『ソフィスト』pp.172-173)


退会前にもツイッターに書きましたが、ツイッターは私にとって、自分と同じように病気や障碍で苦しんでいる方々と繋がれる大切な場であり、生きるために必要な情報を得ることができる有益な場でもありました。
そのアカウントを削除するのは、身を切るような痛みを伴うものでした。

でもそれ以上に今は、健康面の不安が大きいです。
不正アクセス等の嫌がらせ行為が続いたのは、体調が悪くなるレベルのストレスだったので。

今月、再発がんの検査(CTとMRI)をする予定です。
今は自分の健康問題だけで手一杯なので、まずは体調回復に努めようと思ってます。

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| ●月ノヒカリ● | 日記・雑感 | comments(9) | trackbacks(0) |
2017.09.15 Friday 00:07
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Comment
2017/05/05 5:39 AM posted by: 山田◎σ
残念ですが、体調が第一ですもんね。
ツィには、思考を刺激されるものがあって、あとでじっくり考えよう、日記のネタにでもと思っているのもあった。ま、最近日記書いてないけど。

短文で良いので、生存証明としてのブログ希望。
2017/05/05 10:30 AM posted by: ノラ
不正アクセスって、ひどすぎます。
人の家に無断で入ってくるのと同じです。

最近の流行が全然分からないのですが、Mixi(古い?)など、閲覧するにもIDとパスワードが必要なサービスが流行るのも理解できますね。

ヒカリさんは貴重な記事を発信しているのに、それを妨害するなんて、ふざけるにもほどがあります。

外国のことはよく分からないのですが、日本は加害者側に甘いのではないかと思えてしまうことがあります。事後に法律を整備するのではなく、ネット社会に合うよう法整備をして行って欲しいと思います。
2017/05/05 3:26 PM posted by: 雪月
こんにちは。
私も高校生のころですが陰湿な嫌がらせを受けたことあるので、ヒカリさんの心中お察しいたします。
あれは何なのでしょうね。私も特に何か目立つことをしたわけではなかったし、目立つ存在でもなかったので、当時からなんで?と不思議でなりませんでした。
今考えてもよくわかりません。

大人になって仕事先のおじさんから嫌がらせ受けたこともあります。その時は周りにいた仲の良い人たちが「何あれひどい」と言ってくれたので、守られてる感があり、まだよかったですが。
大人になっても子供みたいな嫌がらせをする人って理解に苦しみます。

ちょっと愚痴になってしまいすみません。他に話す人がいないもので…。

ツイッターのアカウント削除はそれでよいと思います。体調まで崩されるほどなら、嫌なものからは思い切って離れること。回復したらまたいつでもできると思って。

ヒカリさんの体調が一日も早く回復されますよう願ってます。
それではまた。
2017/05/05 8:46 PM posted by: た
ヒカリ様、お久しぶりです。Twitter辞めてしまわれたのですね。たしかにTwitterなんて暇つぶし。健康を害してまでやるもんじゃないし、Twitter以外でもブログでつながれるじゃないですか!
2017/05/07 3:51 PM posted by: 月ノヒカリ
☆山田◎σさん

こんにちは。突然のことで、びっくりさせてしまってすみません。
ツイッター相互フォローしてくださって、短歌も見てくださって、とても嬉しかったんですが、体調悪化が酷くなってきたので、止むを得ずアカウント削除することに…(ログは保存しましたが)。
そうですね、代わりに、もう少しブログの更新できればいいんですけど、今はまず体調を優先にしたいかなと。
わりと深刻な症状に苦しんでいるので。


☆ノラさん

こんにちは。
不正アクセスって、前のエントリにも書きましたけど、「不正アクセス禁止法」で禁じられている行為で、立派な犯罪なんですけどね〜。
ツイッターの場合は、「ログイン履歴」が確認できない仕様なので、加害者を立証して刑事事件として訴えるのは、難しいのかもしれません。

それ以上に、「私は再発がん患者で、深刻な体調不良に苦しんでいる」とツイッターにも書いたのに、それでも平気で加害行為に加わって、のうのうと暮らしていける人間の存在が、何よりも怖いし、おぞましいと感じます…。


☆雪月さん

こんにちは。
雪月さんには、ツイッターでもメールでも、ご心配くださって、とても嬉しかったです。

私も、フォロワー数300人台で、特に悪いことをしたわけでもないのに(だから「炎上」はしなかったのでしょうが)、どうしてそこまで執拗に嫌がらせをする人がいるのか、理解に苦しみます。

中学校や高校で酷いいじめがある、というニュースはよく見かけますが、大人になっても酷いいじめをする人、いるみたいですね。私も職場でパワハラ、とかはありましたが、ネットで違法行為の被害にあったのは、初めてです。

しかも私は再発がん患者で、「頭痛があると、がんの脳転移じゃないかと不安になる」と書いたのに。今はふらつきもあって、外出もできない状況なんですよね。
そこまで酷い加害行為をして、平気でいられる人たちって、良心がないのか? と。

私の方こそ、愚痴を聞いていただけて、とても助かりました。
私もなんとか体調が回復してほしいです。


☆たさん

こんにちは。
アカウント削除、気づいてくださって感謝です。
ブログはできれば更新したいんですが、それ以前に今は、体調が本当に悪くて、日常生活にも支障をきたしているくらいなので、まずは体調回復に努めたいと思ってます。


みなさまコメントありがとうございました。励ましの言葉、とても嬉しかったです。
2017/06/07 6:33 PM posted by: くろ
左右反転Twitter見ました。
いろいろ大変だったようですね。

私は美輪明宏さんの本が好きでほぼ全部持っていますが、美輪さんも過去ものすごく叩かれています。

それは、私には美輪さんに発信力がある故の嫉妬ではないかと思われます。

月ノヒカリさんもあると思いますよ。
発信力。

言葉がある、って強いなあ、と思います。

応援してますよ。

最後に、古いオリーブを整理してて見つけた大島弓子さんの一問一答です。

Q.ひと、が生きていくとき、いちばん大切なことは、なんだと思いますか。
A.もーっ死にたいって思うことあるでしょ?そんな時わざと逆に、もーっ生きたいって言ってみるわけ。そうすると、実はそっちのほうが真実だって自分で気がつくの。試しに言ってみてごらん。生きたいって思ったら、次に、「じゃあ、どんなふうに生きたいんだろう、自分は」って考えると、それぞれの答えがでてくるはず。大切なことは犲分を見つめること瓩世隼廚Α
(Olieve1990年10月3日号25ページより)
2017/06/07 10:47 PM posted by: 月ノヒカリ
くろさん、こんばんは。
「左右反転Twitter」って何でしょうか?
削除したツイッターアカウント、一時的に復活しましたが、そのうちまた削除する予定です。
ツイッターは私にとって、寿命を縮めるレベルのストレスになるみたいなので。

「発信力がある」と言っていただけるのはありがたいのですが、客観的な数値として、このブログのアクセス数は大したことはないですし、ツイッターのフォロワー数300人台というのも、さして多くはないと思うんですよ。しかも生身の自分は、しょっちゅう病気でぶっ倒れてますし。
なので、「嫉妬」と言われても、ピンとこないんですよね……。この私のどこに嫉妬される要素があるのか? と。不思議で仕方ないです。

大島弓子さんの一問一答なんてあったんですね。教えてくださってありがとうございます。
大島さんは、雑誌のインタビュー的なものにはあまり出てこられない印象があったので、新鮮でした。
コメントありがとうございました。
2017/06/11 10:05 AM posted by: くろ
お返事ありがとうございます。

「左右反転Twitter」とは、私はPCでTwitterを見ているのですが(だから、数字以上に見られていると思いますよ)、一時アラビア語のようなにょろにょろした文字になっていつも右側に出ている表示が左側になったりしていたのです。
月ノヒカリさんのTwitterではじめてその現象に出くわしたので、
ほー。月ノヒカリさん、不正アクセスを防ぐためにアラビア語圏を経由して特殊なTwitterをはじめたんだな。さすがだな。
などと思っていたらあれよあれよという間にほかの人のTwitterも左右反転し、今は元に戻りました。
何だったんでしょう。
何かの事件に巻き込まれたのでしょうか。
謎です。

あと、いつかの「男ですか女ですか」という話ですが、私は女です。
が、セクシャリティーとアイデンティティがひっついていないタイプみたいで、自己認識としては「小僧」のようなつもりでいます。

あと、最近ネットで悩み相談をして収入を得ようという計画を持っている人と話しました。

月ノヒカリさんももしかしたらそんなことをしたらものすごく繁盛するんじゃないかな、と思ったりしました。

以上取り留めなく失礼しました。
お返事は気にしないで治療に専念してください。
お加減よくなりますように。いい気分で過ごせますように。

ではでは。
2017/06/14 10:04 PM posted by: 月ノヒカリ
くろさん、こんばんは。

>一時アラビア語のようなにょろにょろした文字になっていつも右側に出ている表示が左側になったり

私もツイッターを見ていたら、そういう状態になったことがありました。しばらくしたら戻りましたけど。あれはなんだったんでしょうね……。

>不正アクセスを防ぐためにアラビア語圏を経由して特殊なTwitterをはじめたんだな。

いえ、私にそんなスキルはないです。残念ながら。


くろさん、女性だったんですね。失礼いたしました。
富沢雅彦好きと聞いて、なんとなく男性のような気がしていました。
でもブログのコメ欄でやり取りした人の性別を勘違いしていたこと、過去にもありましたね。
私自身、ブログを読んだ人に、男性と間違えられたこと、何度かありました。

>セクシャリティーとアイデンティティがひっついていないタイプ

私も、生物学的な性とジェンダー、セクシュアリティが混乱しているタイプだと思ってますが、そういう人、実は結構多いんじゃないかと思ってます。
昔は違和感を抱きつつもスルーしてたようなことが、ネットで可視化されてきた感じはありますね。


>ネットで悩み相談をして収入を得よう

これについては、私は「怖くてできない」という感じですね。
他人の悩みにアドバイスしてお金をもらうって、それなりの責任を伴うことだと思うんです。
私自身に関して言えば、ピアサポートみたいな「同じような悩みを持つ人たちが互いに助け合う」ような形でしか、他人の悩みや苦しみと関わるべきではないというのが、最低限の倫理として持っていることです。
あとまあ単純に、そういうことができるのは、体力とか余裕があってこそだと思うので、自分の健康問題だけで手一杯の状況では、難しいですね。

ではでは、コメントありがとうございました。
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