2019.01.02 Wednesday 21:00
年が明けましたね。
私は昨年末に親族が他界したばかりなので、一応喪中ということで、新年の挨拶は控えます。

昨年は、再発がんの治療で、いよいよ抗がん剤治療が始まって、発熱で入院して、それでもがんの肝転移は増大して、薬を変えてやっと効き目が現れて——本当に「一年なんとか生き延びた」って感じでした。

薬が経口抗がん剤に変わってからは、多少は外出イベントも楽しめるようになりました。
もう本当に、思い残すことはないよう、月並みだけど一日一日を大切に生きていきたいです。

心残りといえば、未発表短歌のことですね。 今はもう短歌を作ることはほとんどなく、それどころか短歌を読むのも無理になってきたんだけど。
それもこれも、一昨年にあった嫌がらせが原因なんですが……(過去記事「Twitterアカウント削除した経緯について」「いじめ/差別についての一考察」をご参照ください)。

かつては、当ブログの「短歌カテゴリ」で、お気に入り短歌の紹介もして、皆さんにも短歌を楽しんでほしい、という思いがあったんですが、今はそれも難しくなりました。

短歌の世界は、私が想像していたよりずっと陰惨な場所でした。
セクハラ・パワハラ・いじめや嫌がらせ等は、この社会のあらゆるところに存在する、とは思います。
といっても、私のように、ネットで作品を発表してるだけの無名人ですら執拗な嫌がらせをされるというのは、あまりにも異様だと感じました。
短歌の世界では、個人情報の取り扱いもズブズブみたいで。通販で同人誌を買ったりするだけでも、情報が漏れてストーカーが現れたりします。
特に女性は、私のように若くもなく美人でもない女ですら被害にあうくらいだから、誰がどういう被害にあってもおかしくないと思う。

参考までに、こんな記事もありました。
短歌の世界の沈黙について

だから、今の私に言えることは、短歌のコミュニティに近づくのは、くれぐれも気をつけてくださいね、ということしかないです。

というわけで、私の短歌熱はすっかり冷めてしまったけど、どういうわけか自分の短歌だけは、相変わらず好きなんですよね。
だから、やり残したことの後片付けという感じになりますが、今年はまた短歌の発表を再開しようと思ってます。

どうやら短歌の世界では、「紙の本で歌集を出してやっと一人前」という風習があるようですが、歌集というのは、自費で百万とか数十万とか払って、やっと出版できるらしいんです。
私なんかは、今はネットで発表できるのだから、わざわざ紙にこだわる必要もないんじゃないか、と思ってしまうんですが。
再発がんの治療中で、自分の最期のことも考えてて、「心残りのないように、やりたいことはできるだけ実現していきたい」と思ってる私ですら、「紙の本で歌集を出す」というのは、何度考えても「やりたいことリスト」のはるか下方にあるんです。

でも、「自作短歌の発表ができないまま」というのは、心残りではある。
話は長くなりましたが、そんなわけで、ネットでの自作短歌の発表を再開することにしました。

それに伴い、短歌用のペンネームも、「都樹野(つきの)ひかり」から「瑞木理央(みずき・りお)」に変更します。

2009年に当ブログを開設して以来、ずっと使ってきた「月ノヒカリ」というハンドルネームには愛着がありますが、短歌を発表するときは、やっぱり日本人っぽい漢字の筆名にしたかったんですよね。でも、「月野光」みたいな表記にすると、ホストクラブの社長のような人が検索でヒットするんです(涙)。
仕方ないので、苗字の方をゼッタイ誰も真似しないような漢字にしてみたのですが、いまひとつしっくりこない。
それに、できれば詩歌の世界では、私は「ひかり」という名を名乗りたくない、というこだわりもあります。これは、大岡信さんの「青年に」という詩(だから名乗るな、「わたしは光」と)に影響を受けたせいです(この詩に興味のある方は、ググれば出てくると思いますので、読んでみてください)。

光でなければ木になろう、というわけで、短歌を発表するときは「瑞木理央(みずき・りお)」というペンネームを名乗ることにしました。なんだか漫画のキャラみたいな名前ですが、もともと漫画やラノベ大好き人間なので、この趣味はもうしょうがないです。

ペンネームがそんなにいくつもあっていいの、と思われるかもしれませんが、敬愛する栗本薫だって、中島梓に円城寺麗花、ジュスティーヌ・セリエとかいろんな名前で活動してたんだから、別にいいよね。


そうそう、このエントリのタイトル「夢のなかでうたう」の意味ですが。
昨年のいつだったか、もう短歌を作らなくなって久しかったのに、なぜか「一生懸命短歌をつくっている」夢を見たのです。だいたい夢のなかのことは、起きたら忘れているものですが、このとき夢で作った短歌は、奇跡的に目が醒めた後も覚えていたんですよね。だから起きてすぐに、ノートにメモしました。

夢のなかで作ったのとは、一部表現を変えましたが、こんな感じの歌でした。
いっせいに菜の花たちの深呼吸だいじょうぶここで生きてゆけるよ

私も今しばらくは、ここで生きていこうと思います。

というわけで、以前はてなに作った短歌ブログの再始動と、新たにnoteも始めました。内容はまったく同じですが、noteの方には写真も一枚つけました(過去に撮りためた写真のなかから、短歌のイメージに合うものを選んでいます)。

■短歌ブログ「水の領域」へのリンク

■note(瑞木理央)へのリンク

もちろん全部無料ですが、noteでは木戸銭を送るシステムもあります。
まずは過去作品の収録から初めて、その後不定期で更新するつもりですが、よかったら両方覗いてみてください。

それでは、2019年が、皆様にとっても幸多き年になりますように。






| ●月ノヒカリ● | 日記・雑感 | comments(4) | trackbacks(0) |
2019.06.10 Monday 21:00
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Comment
2019/01/03 9:16 PM posted by: た
新年になりましたね。私もヒカリ様ももう死が他人のことではなく、自分の間近に迫っている年代なのだなと改めて感じるようになりました。ヒカリ様の短歌のように上手くいきませんが、私の写真の作成も進めていこうと思います。今年もよろしくお願いします。
2019/01/04 10:48 AM posted by: 雪月
ヒカリさん、こんにちは。
夢のなかでも短歌を作れてしまうのはすごいです。
きっと心の奥底の創作意欲が現れたのでしょうね。

紙の本はやりたいことリストの下方にあると仰っているので、お節介になってしまいますが、世の中に出す「出版」という形でなく、ご自分や周りの方々に届けたいとかの想いがもしあるのなら1冊500円で本が作れる「TOLOT」というものがあります。
もしかして以前にも言ってたらごめんなさい。

私もTOLOTで写真集を作りました。安いので仕上がりはどんなものかと試しに作ったのですが、なかなか良いです。
今は写真を撮りためていないので作ってないけれども、また機会があったらやってみたいです。
もし興味がありましたら覗いてみてくださいませ。
写真だけでなくテキストも載せられます。
https://tolot.com/jp/

お節介コメント失礼いたしましたm(_ _)m
2019/01/05 1:04 PM posted by: 月ノヒカリ
たさん、お久しぶりです。
いや、一般的には40代で死ぬのは早すぎだと思うますよ! たさんは長生きしてくださいな。

写真、いいですよね。私も短歌のイメージに合う写真が見つからないときは、新たに撮影しようと画策中です。ワクワクしますね♪

コメントありがとうございました。それではまた。
2019/01/05 1:05 PM posted by: 月ノヒカリ
雪月さん、こんにちは。
いや、夢のなかで短歌を作ったのは、あれ一回きりです。いつも夢の中で作れるなら面白そうですけどねー。

「TOLOT」、教えてくださってありがとうございます!
早速サイトを覗いでみました。
せっかく教えていただいたのに申し訳ないのですが、私はやっぱり、紙の本にするなら、写真よりもテキスト主体の、できれば縦書きにしたいので、TOLOTは向いてないかなあと。
でも、お話参考になりました。
たぶん同じようなサービスの会社は他にもあるはずですし、同人誌を作ってる人もいるので、自分で製本できないことはないと思うんですが……「面倒」というのが一番の理由かも(汗)

私は「本にしたい欲」よりも「発表したい欲」の方が強いので、とりあえず今ある短歌を発表し終わった後、余力があれば本作りにもチャレンジしたいと思います。

雪月さんには。いつも気遣っていただいて、感謝です!
コメントありがとうございました。今後ともよろしくお願いします♪
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