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2014.07.31 Thursday 23:08
実は「差別」という問題については、ずっと考えてきたことがあった。
それについては、ブログを始めた当初から「いずれ書こう」と思いつつ、これまで書くチャンスがなかったんだけど。

先日流れてきた東浩紀のTwitter発言を読んで、ちょっと書けそうな気がしたから、書いてみる。

■東浩紀の「やっぱヘイトスピーチは法律で禁じるほかないのか。。。」(togetterまとめ)
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| ●月ノヒカリ● | 社会 | comments(8) | trackbacks(0) |
2014.07.22 Tuesday 23:54
毎日毎日、暑いですよねー。
無職ヒキコモリなブログ主は、あいかわらず特に何もない日々を過ごしています。
が、水面下ではちょっとした変化がありました。

わたくし月ノヒカリは、つい先日、わが生涯で最大の転向を決心したのです!

ちょっとここで皆さんにお尋ねしたい。

食事のとき、好物は最初に食べる派ですか?
それとも最後までとっておく派ですか?

私は子どもの頃からずっと、後者でした。

例えば、夕飯のメニューがご飯とお味噌汁とハンバーグとほうれん草のおひたしだったとするでしょ。そしたら、いちばん好きなのはハンバーグだから、「最後の一口は絶対にハンバーグで終わる」ように食べるわけです。
ちなみに、最初に食べるのは「野菜から」がいいらしい。血糖値の急激な上昇を防ぐために(参考URL)。これ健康豆知識ね。

でも世の中には、「好物から先に食べる派」も厳然として存在するわけです。
私の母がそうです。私が好物を最後まで残しておくと、「いま地震が来て食べられなくなったらどうするの?」などと脅されたものでした。
まあでも、そんなことそうそう起こらないでしょ。これまで数十年生きてきて、食事の最中に地震が起きたせいで、好物が食べられなかったなんてこと、一度も経験してないし。

あと、昔読んだ何かの漫画で「好物を最後まで残す人は大器晩成型」と書いてあって、まあそれも悪くないよな、などと思っていたのです。

そんなわけで私は、好物を最後までとっておく派でも、これまで何の不自由も感じていなかったのですが。

つい先日、悲劇が起こってしまったんです。

スイカをね、食べていたんですよ。夏はさっぱりして美味しいですよね〜。
以前は、スイカを食べるときはガブッと齧りついてたんだけど、今では「一口大に切ってお皿に盛ったのを爪楊枝で食べる」のが我が家のスタンダードなんです。

スイカって、真ん中のあたりは甘いけど、皮に近い方はあんまり甘くないですよね。
だから私は、「好物は最後に」の法則に従い、皮に近い部分から食べて、一番美味しそうな真ん中のところは、とっておいたんですよ。そんでスイカ食べながらPCの画面を覗き込んだりしてたんですよ。

そしたら、やってしまいました。
お皿をひっくり返して、床にぶちまけてしまいました。
スイカの真ん中の、赤くて甘そーな部分が、無惨な姿となって床に……。
真っ赤で、いちばん美味しそうなところだったのに! うっうっ私のバカバカバカ!!

月ノヒカリは泣きながら、落ちたスイカを拾い上げ、水道水で洗って食べました。
しかしスイカは潰れてしまって原形をとどめていなかった上、水で洗ったために、ほとんど味はしませんでした。ううっ、悲しすぎる。悲しすぎるよ……。

スイカをぶちまけてしまった床を掃除しながら、私は決心しました。
やっぱり好物は、最初に食べておくべきだったのだと。

というわけで、7・19スイカ崩落事件の悲劇を繰り返さないためにも、月ノヒカリはこれから先、「好物は最後までとっておく派」から「好物は最初に食べる派」に転向することを、ここに宣言いたします。

記憶にある限り、私の人生最大の転向です。真夏の夜の一大決心なのです。

いや、改めて思い出すと、「好物を最後まで残すのは大器晩成型」っていうの、あれもずいぶんな話だったなと。
待てども待てども「晩成」する気配も見せず、「晩成」以前に人生が終わりそうな予感に打ち震えるのですが。
だから、この辺でそろそろ転向しておくのが、オトナの選択でありましょう。
これでいつ地震が起きても、少なくとも「目の前にある好物を食べられなかった」と後悔することはなくなるのです。素晴らしいじゃありませんか。

そう考えると、ずいぶんと心が軽くなりました。
「転向」っていいものですね。
皆さんも人生に疲れたら、ちょいとやってみるといいですよ。転向。







| ●月ノヒカリ● | B級グルメ | comments(8) | trackbacks(0) |
2014.07.17 Thursday 23:35
私が抱えている生きづらさは、「病気であるがゆえの生きづらさ」が一番大きいと思う。そもそも今の自分は、社会的に孤立している状態なので、「女であるがゆえの生きづらさ」を実感する機会は、そんなに多くはない。
でもたまに、どうも男性と女性の間には、ものすごい断絶というか、ディスコミュニケーションがあるのではないか、と感じることはある。

前回のエントリで引用した小熊英二の『1968』下巻を読んでいて、ふと思い出したことがあったので、それについて書いてみようと思う。
| ●月ノヒカリ● | その他雑文 | comments(2) | trackbacks(0) |
2014.07.12 Saturday 22:38
前回ご紹介した都議会のセクハラ野次についてのコメント、コメント主さんは「月ノさんを不快にさせるだろうな」と思いつつ書かれたとのことですが、私は全然不快じゃなかったです。
自分とは違う意見のコメントをもらえるのは、ブログ主としてはすごく嬉しいですよ。あの後でいただいたコメントには「まだいろいろ思うところがある」とあったので、またいつでも思うことを書き込んでくださいね。

改めて思ったんだけど、自分は「時事問題に素早く対応する」ということが、本当に苦手なんだよね。集団的自衛権についても、これはヤバイなーと思いつつ、結局何もできなかったし。いや、自分に何ができるとも思ってなかったんだけど、本当はもう少し言いたいことはあった。

でも本当に、自分がトロいのは昔からなので、「時流に乗る」のはもう諦めて、世間の喧噪から離れたところで、ゆったりと考えて、対話できればいいなあと密かに願っているわけです。

荻上チキの『ウェブ炎上』に書いてあった例えだけど、即時性や民衆の声を重視する衆議院に対して、時間をかけて吟味し良識の府たろうとする参議院。自分が何らかの政治的な主張をしようと思ったら、後者を目指すしかないのかなと。
実際にできるかどうかはなはだ心もとない上に、そもそも参議院自体に不要論もあるくらいなので、もしかして、いやもしかしなくても意味のないことをやってるのかな、という気もするのですが。

でも私は古いタイプの人間なので、民主主義の国に生きていて、民主主義を存続させたいと思うなら、「一人ひとりが成熟した市民になるしかない」と考えてるんだよね。
私は決して、「民主主義って素晴らしい!」と心から思ってるわけではない。「いろいろと問題点はあるものの、実際のところ民主主義よりもマシな制度は存在しないだろう」という立場です。
そして、民主主義をよりマシな制度にするためには、やっぱり皆が「自分の頭で考えて、決定に参加する」ことができるくらいに成長していく必要があると思ってる。「成熟した市民」ってそういうことで。でもそうなるためには、一人で本を読んだり考えたりするだけじゃ絶対に無理で、いろんな人と対話しながら、少しずつ成長していくしかないんじゃないかと。

まあ、そんなことをわりと真面目に考えてる自分は、とんでもなく世の中から浮きまくってるわけですが。

でもネット上って、Twitterは特にそうなんだけど、なぜか「似たような考えの人で集まっちゃう」傾向があるんだよね。本当に不思議なんだけど。
だからこそたまには「窓を開けて、外の世界の人と話をする」のって大事だなあと思う。そうすれば、自分が当たり前だと思っていたことが、決して当たり前じゃなかったって気づくことができるから。
そんなわけで、自分とは違う意見を書いてもらえるのって、本当に有り難いです。ブロガー冥利に尽きますね。


ここからはちょっと面倒な話になるけど、先日から、小熊英二『1968』の下巻をパラパラと読んでたんですよ。『1968』は、全共闘時代の若者の叛乱とは何だったのかを、当時の人たちの証言をもとに総括した本。一度通読してみたいとずっと思っていたものの、人を殺せそうな分厚さの上下巻という大著なので、怖じ気づいてしまってるのですが。

でも、『1968』をパラパラ読んでいるだけでもわかるんだけど、社会運動の問題点なんかは、もう全部この時代に出尽くしてるんだよね。

ちょっとここで、『1968』の中から、気になった部分を引用してみる。
| ●月ノヒカリ● | 社会 | comments(0) | trackbacks(0) |
2014.07.04 Friday 19:41
前回予告した通り、東京都議会のセクハラ野次問題について、いただいた拍手コメントとそれに対するレスです。

*ブログとツイッター読ませて頂いてます。いつも分かりやすくまとめられていて、すごく勉強になっているのですが、が!
セクハラ問題についてはちょっと理解?納得?できなくて、もちろん頭ではわかってるつもりなのですが、あのヤジそんなひどいこと言ってるか?とも思ってしまうんです・・・
多分男性の多くはセクシャルな悪口を言われても、そもそもそんなに気にしない(一般化しちゃってますが)から、女性の気持ちになってどれだけ傷つくのか、ってのが想像できにくいのかなと思います。セクハラの不可逆性?みたいなのが根本的なテーマなような気がします。
男性も女性からセクハラ受けることあるよ!っていう男性の書き込みも見ますが、パフォーマンスっていうか、実際はそんな気にしてないでしょあなた、みたいな感じがするんですよね。
今後セクハラは無くなっていくんだろうと思いますが、男性は問題になるのが嫌だから発言しない、っていうだけで本質的に痛みを理解して控えるっていうのとは違うっていう状況にはなっちゃうんじゃないかなと想像しています。
何が言いたいのかよく分からないコメントになってしまいました


素晴らしいコメント、ありがとうございます!
コメント読ませていただいて、正直な方だなーと思いました。というか、ちゃんと自分が感じた小さな違和感を大切にされているのだな、と。っていうことはたぶん、表には出さないけど内心同じようなことを考えてる人は他にもいるのでしょうね。
この件についてはもうTwilog公開してそれで終わろうと思っていたのですが、そうはいかないみたいですねー。

あのセクハラ野次があれだけ大問題になった背景には、やっぱりフェミニズムの文脈があって、それを知らないと理解しづらいのかな、と感じます。
で、私自身、フェミニズムについてそんなに知らないし、理解できていない部分も多いので、独自解釈になっちゃうかもしれませんが……一つずつ、自分なりに説明してみたいと思います。間違ってるところもあるかもしれませんが、それはもっと詳しい方にご指摘いただけると有り難いです。
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| ●月ノヒカリ● | web拍手レス | comments(4) | trackbacks(0) |
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