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2017.03.28 Tuesday 22:56えっと、前にも書いた通り、これから先、新作短歌は、まずは紙媒体→その後ブログに転載、という順で発表するつもりでした。
でも今、ここを読んでくださっている皆さんに、どうしても伝えたいメッセージがあるので、発表することにしました。
これが、短歌ブログで発表する作品の第一弾になります。
「小さな手紙」です。
→はてなブログ「あすも短歌の花が咲く」へのリンク
これまでに何度か、固定ハンドルネームで当ブログにコメントくださった方に、感謝の気持ちを込めて、ハンドルネームを短歌に詠み込んでみました。
こちらにも転載しますので、ご自身のハンドルネームを探してみてください。
桜餅の葉にふくまれた塩分が朝(あした)わたしの涙にかわる
ノラ猫に生まれかわって来世では煮干しが泳ぐ海辺で暮らそう
薄闇の底に光はしらしらとあなたの石を照らしはじめる
家じゅうを探しまわって見つからず開けた窓から来る青い鳥
冬の日のこころの淵につもる雪 月には月の道があるから
絹さやのすじを引きつつきららかな翠(みどり)の風をわたしに招く
渡り鳥のように世界を翔けめぐる未来の文字も雨に滲みるか
ハンドルネーム、気づいてくださった方はいるでしょうか。
桜餅の葉っぱさん、ノラさん、しらさん、(旧HN)青い鳥さん、雪月さん、絹さやさん、ミルカさん――皆さんのことを思い浮かべつつ、短歌にお名前を入れさせていただきました!
それなりに長期にわたって、固定ハンドルネームでやり取りをしてきて、それぞれのお人柄もある程度理解しているからこそ、できた作品です。
実名でコメントくださった方、短歌にしづらいハンドルネームの方は、残念ながら作品にはできませんでした。
そうであっても、コメントくださったこと、励ましの言葉をかけてくださったことに、心から感謝しています。
本当にありがとうございました!!
月ノヒカリ/都樹野ひかりは、このブログを読んでくださって、コメントくださった皆様に育てられました。
自分の短歌を自分で評価するのは難しいのですが、これが、今の私にできる精一杯です。
この先、どういう作品を発表することになるのか、自分でもよくわからないのですが、今回の作品は、一つのマイルストーンになるんじゃないか、と感じています。
体調面の不安を抱えながらの活動になるので、のんびりペースの更新しかできないと思いますが、今後もお付き合いいただけると嬉しいです♪
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2017.03.18 Saturday 23:51カフカの「掟の門」(道理の前で)という短編がある。
(青空文庫で読めます→http://www.aozora.gr.jp/cards/001235/files/47213_28180.html)
ひきこもっている人が社会参加するときの状況ってまさにこんな感じ、と説明したのは、斎藤環だったか。
私にとっても、実感としてよくわかる話だ。
「社会参加につまずく」というのは、「就活でつまずく」のと必ずしもイコールではない。私にとっては、それ以前の問題だった。
まず、病気のしんどさが家族に理解されないでしょ。
ずっと一人で抱え込んでいたのを、たまたま病院で知り合った患者さんに、患者会のことを教えてもらって、「病気のしんどさを、同じ病気の人と共有できると、こんなに楽になるんだ」と知った。そこに至るまで、何年かかったことか。
で、病状が少し落ち着いて、仕事を探そうとしたら、「履歴書の空白をどう説明するか問題」に悩んだり。「病気のことを正直に話したら雇ってもらえない。かといって病気のことを隠して働いたら、無理を重ねて結局は倒れる」というジレンマに陥ったり。
昔はネットで得られる情報も少なく、たまたま新聞で見つけたひきこもり支援団体に電話したら、「今は満員で受け入れられない」だの「親と一緒でなければ話は聞けない」だのと言われて、空振りに終わったり。
「ひきこもっていた人が、良い支援者に出会えて、社会復帰できました!」という体験談は、おそらく実際にあることなんだろうけど、私には別世界の話としか思えなかった。
自分もネットで発信するようになってから、受け取る情報も増えて、自分も動いているうちに、「どこへ行けば、どういう相談に乗ってくれるか」ということが、ぼんやり理解できるようになった。
去年このブログ上でやっていた「人に会いたくない」当事者研究(第4回)へのレスポンスとして、幾つもの相談先を列記したのは、自分がそれだけたくさんの試行錯誤を繰り返してきたってことで。
私にとっては、「ただ生きる」ということが、ものすごく大変なことだった。
自分の受けてきた傷や、自分の病気の特性を理解して、それを癒しつつ、人にちゃんと説明できるようにすれば、もう少し生きやすくなるんじゃないか。それをブログに書くことは、自分と同じように悩んでいる人にとっても、なんらかのヒントになるんじゃないか。そういう思いがあって、ブログを書き続けてきた。それについては、ある程度の成果はあったと思う。
で、去年の夏に、癌の再発がわかったとき、ちょっと肩の力が抜けたというか、「もうジタバタするのはやめよう」と思ったんですよ。
おそらくあと数年くらいで自分は死ぬのだろうから、もう残り時間は余生、隠居老人のように生きていくつもりでしたよ。
「座右の銘は恬淡」とも言ったような。
でもって、短歌を作ることなら、地味〜に無理なく続けられるかなあ、と思っていたんですけど……またもや今、「掟の門」が目の前にある状況みたいで。
えっと、「短歌を作って、人に見てほしい」って、すごーくささやかな望みだと思ってたんだけど、実は結構大変なことだったようです。
すでにとんでもなく消耗して、頭痛やら吐き気やら体調不良で卒倒寸前の状態ですが、なんとかまだ生きてます。
「この頭痛が癌の脳転移の症状だったらどうしよう〜」と不安になったのですが、去年も同じように心配して脳のMRI検査しても、結局何ともなかったので、来月まで様子見することに。
えー私はこれから先、生きていけるのでせうか?
短歌って、私にはよくわからない世界です。
いや、「短歌の作り方がわからない」とか「作品がうまく読解できない」という問題なら、勉強すればいいだけの話ですよ。
でも、今の私が直面してるのは、それとはちと違う問題のような……。
短歌の世界、「歌壇」と呼ばれる場所には、私のこれまでの常識では理解不能な、暗黙のルールがあるみたいで。
で、よくわかんないときは、「とりあえずやってみて、失敗から学ぶこと」というのを教わったのも、このブログで、だった。
(過去記事:「空気」、読めますか?)
というわけで、短歌の世界がどうなってるのか、私にはよくわからないけど、「とりあえずやってみる」ために、短歌専用の新ブログを作りました。
こちらです。→「あすも短歌の花が咲く」
いかにも適当につけたっぽいブログ名なので、もっといいタイトルを思いついたら、後で変えるかも。
はてなブログです。一度は使ってみたかったブログサービスなので、いい機会かな、と思いまして。中身はこれからです。
やっぱりね、せっかく短歌を作ったなら、感想なり批評なり、良いなら良い、ダメならダメって言ってほしいよね。
短歌用のペンネームは、「都樹野(つきの)ひかり」に決まりました。
このブログで長らく使用してきたハンドルネーム「月ノヒカリ」に愛着があるので、名前の読みはそのままで、多少なりとも人間らしい名前にしようと考えた結果、こうなりました。
「都樹野ひかり」というのも、ビミョーにキラキラネームっぽくて、自分の美意識からはやや外れるのですが……仕方ないです。
だってこのブログを始めるとき、自分が短歌を作ることになるなんて、予想してなかったもんねえ。そのつもりだったらもう少し、日本人らしい普通のハンドルネームを名乗ったんだけど。
改めて今見直すと、「石井ゆかり」とか「中島梓」って超いい名前だよね。今さら後悔しても遅いけど。嗚呼。
「都樹野」って、たぶん簡単には変換できないだろうから、皆様はこれまで通り、「ひかりさん」「ヒカリさん」「つきのさん」「ツッキー」等々、お好きなようにお呼びください。
実は「都樹野ひかり」名義で、ツイッターアカウントも作ったんだけど、そっちはもう少し置いておきます。
「同時に新しいことを二つ始めない」というのが、精神科医・中井久夫先生のアドバイスだったので。
体調面の不安を抱えながらなので、少しずつしか進めていけませんが、のんびりお付き合いいただければ幸いです♪
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2017.03.09 Thursday 21:23えっと、ここしばらく体調が悪くて、ネットから離れてました。とある方に相談したら、「ネットから離れたほうがいい」というアドバイスを受けまして、確かにそうかもしれないなあと。
でも短歌は、ネットなしでもつくれないわけじゃないし、まあボチボチやっていこうと思います。
といっても私は、競争社会から落ちこぼれた人間で、もう二度とそこには戻りたくないので、短歌にしても、もう本当に細々と続けて、死ぬまでに幾つかいい作品ができたらいいなあくらいの、ゆるーい感じでマターリやっていきたいです。
で、改めて考えてみて、やっぱり短歌用の別ブログを作ったほうがいいのかな、と。
このブログは、トンデモネタとかヘンテコ企画とか何でもありでやってきたので、それとは別に、淡々と短歌を発表する場があってもいいかもしれない。
短歌用のペンネームはもう考えてあって、短歌ブログではそちらのペンネームでやっていこうかな、と。
あと、それとは別に、拍手コメント等で励ましの言葉をくださった方に、以前はブログ上でレスしていたのですが、癌の再発以降はそれも難しくなって、レスをサボってる状況で。
でもブログ主としては、応援メッセージをくださった方に、なんらかのレスポンスをしたいという気持ちはあるのです。 それについてもちょっと考えていることがあって、また後日発表します。
とりあえず今回は、お知らせだけ。
体調が戻るまで、もうしばらくネットはお休みします。
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